ちょっぴり値段が高いので買う事を躊躇ってしまうメロンですが、芳醇な香りと甘くてジューシーな果肉は止まらない美味しさとなっていますよね。

さて、一口にメロンといても沢山の品種が存在していますが、皆さんはどんなメロンの品種を食べた事がありますか?

そこで今回は【沢山あるメロンの品種とは?】【どの品種のメロンが甘くて美味しいのか?】についてご紹介致します。

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目次

青肉種のメロンの品種は?

黒板

アールス栄華

アールス栄華は表面の網目模様が美しく、マスクメロンやアールスメロンと比べてコンパクトなサイスのメロンとなっています。

薄緑色の果肉は濃厚な甘さと芳醇な香りが楽しめ、口いっぱいにメロンのジューシーさが広がります。

日持ちの良い面が贈答用としても高い人気のあるメロンです。

アールスフェボリット

アールスフェボリトは高級メロンとしても知られているマスクメロンの一種で、贈答品でもよく観かける事ができるメロンです。

ビニールハウスではなくより日光の日差しが入り込みやすくなっているガラス製の温室で大切に育てられている為、メロンの芳醇な香りが強い特徴があり濃厚な甘さと滑らかな食感が魅力的で、さまざまなシーンで重宝されているメロンです。

日本には1925年にイギリスから導入されていますが、現在はイギリスでは栽培が行われておらず、導入された日本での栽培がメインとなっているメロンです。

アムスメロン

アムスメロンは1974年に財団法人日本園芸生産研究所で誕生したメロンで、父はオランダ原産のメロン「オーゲン」となっている事で、オランダの都市「アムステルダム」からアムスメロンと名付けられたメロンとなっています。

皮は網目模様に縦縞模が入っているのが特徴的でこの見た目だけでアムスメロンと判断できます、薄緑色の果肉はとても甘く、ジューシーも抜群で贈答品としても高い人気のある品種です。

全国各地で栽培がおこなわれていますが、各地でご当地ブランドとしても重宝されているメロンなのです。

アンデスメロン

アンデスメロンはとても人気が高くポピュラーなメロンの一つで、、名前に「アンデス」が付いている事でアンデス山脈と関係性があるメロンなのでは?と感じてしまいますが、アンデス山脈とは全く関係の無い列記とした国産品種です。

このアンデスは、※安心して栽培できる、※低価格なので安心して購入できる、※国産なので安心の「安心」からきています。

メロンは中心分が種となっているので、芯の部分を取り除いて食べますよね、つまり「あんしんなメロン」の「しん」を取り除き「アンデスメロン」と名付けられたのです。

アンデスメロンは、低価格ながら甘さとジューシーさが凝縮されており、多くの方から人気となっているメロンです。

イバラキング

イバラキングはメロンの産地としても有名な茨城県が誇るオリジナルブランドで、2010年に登場したメロンとなっており比較的新しい品種です。

糖度が15度もあり濃厚な甘味が凝縮されていますが、スッキリとした後味でしつこさが全く無いメロンとなっています。

「メロンの王様として茨城の顔になって欲しい」という願いが込められ「イバラキング」と名付けられており、茨城県を代表するメロンの一つとして注目されている品種です。

オトメメロン

オトメメロンは茨城県鉾田市でタイキ種苗と大島種苗店によって2000年に登場したメロンで、「オトメメロン」は「Oshima Takii OriginaL Melon」の頭文字から「OTOME(オトメ)」と名付けられています。

糖度が15度程と高く、濃厚な甘味を楽しめますが、後味スッキリとしているのでさっぱりとした味わいが特徴的です。

芳醇な香りも強く、果肉には溢れ出る程のジューシーな果汁がたっぷりと詰まっており、人気の高いメロンの一つとなっています。

キスミーメロン

キスミーメロンは埼玉原種育成会で1995年に誕生したメロンで、キスミーは薄緑色の果肉タイプとなっていますが、赤肉タイプのラブリーという姉妹種も人気があります。

キスミーはなんと糖度が20度程と非常に高い糖度も持ち主で、香りはアールスメロンにとても似ており日持ちも良く贈答品にはピッタリのメロンとなっています。

タカミメロン

タカミメロンは、アムス系メロンと台湾の品種であるハネデュー系の交配によって1990年に誕生したメロンで、「高貴で美しい品格や味わいを持ったメロン」という事で高美(タカミ)と名付けられています。

濃厚な甘味がありながらさっぱりとした味わいが特徴的です。

鶴姫

鶴姫は山形県のオリジナルブランドのメロンで、丸い形で細かい網目模様の見た目が美しいメロンとなっています。

しっかりとした甘味がありながらさっぱりとした味わいで、飽きを感じる事なく堪能出来ます。

デリシーメロン

デリシーメロンは青森県が主な産地となっており、お手頃価格で購入できるメロンとして人気を博しています。

芳醇な香りと甘味とジューシーさのバランスがとれ、庶民派のメロンとは思えない美味しさが凝縮されています。

肥後グリーン

肥後グリーンは奈良県の株式会社松井農園によって開発されたメロンですが熊本県が主な産地となっていて、糖度が16度と甘味がしっかりと楽しめますがスッキリとした味わいが特徴的です。

エメラルド色の美しい果肉から肥後(熊本)グリーンと名付けられています。肥後グリーンにとても似ている「ベルルメロン」という品種を観かける事もできますが、これは全くの同一種となっています。

肥後グリーンという名前は熊本県で栽培されたブランド品であり、それ以外の地域で栽培された物がベルルメロンとして流通しているのです。

ユウカメロン

ユウカメロンは「アムスメロン」と「デリシイ」の交配にって誕生したメロンで、芳醇で優しい香りを持つ事で優香(ユウカ)と名付けられています。

ユウカメロンは香りだけでなく甘味も強く糖度が18度にもなる事がありますが、栽培方法がとても難しく流通数も少ないので「幻のメロン」と呼ばれる品種です。

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赤肉種のメロンの品種は?

ポイント

オレンジハート

オレンジハートはミカンの産地としても有名な熊本県宇和島のオリジナルブランドで、このみかんの産地である事と濃厚なオレンジ色の果肉からオレンジ、そして生産者が心(ハート)を込めて栽培している事でオレンジハートと名付けられています。

オレンジハートはとうどが16度以上の物だけが出荷を許されているので濃厚な甘さを楽しめ、そして美味しさだけでなく細かい網目模様の美しさが贈答用としても人気が高く、熊本県の人気ブランドの一つともなっています。

サンセットメロン

サンセットメロンは2006年に青森県津軽地方で主に栽培されていた品種ですが、日本種苗協会の品種登録データから「登録取り下げ」が行われた品種となっており、現在ほとんど観かける事ができないメロンの一つとなっています。

鮮やかな赤肉の果肉は甘みとジューシーさのバランスが取れており、メロン本来の味わいや香りを楽しむ事ができます。

現在では、生産数が極僅かとなっているので是非一度は味わってみたいメロンですね。

スイートルビー

スイートルビーは青森県津軽地方のブランドともなっているメロンで、津軽では「つがりあんメロン」とばれる5種類のメロンがあり、スイートルビーはその一つとして人気が高いメロンとなっています。

糖度が15度程のものだけが出荷されておりまさにスイートな味わいが楽しめ、濃厚な甘味と鮮やかなオレンジ色の果肉が魅力的なメロンです。

タカミレッド

タカミレッドはタカミメロンの赤肉タイプのメロンとなっており、糖度が18度程と非常に甘い味わいを楽しむ事ができます。

赤肉タイプ特有のクセがなく、赤肉タイプが苦手な方にオススメなメロンです。

鶴姫レッド

鶴姫レッドは山形県のオリジナルブランドとなっている鶴姫の姉妹種です。

鶴姫よりも濃厚な甘味を楽しめ、鶴姫では物足りなさを感じる方にんはピッタリのメロンです。

マリアージュ

マリアージュは「ナント種苗」から誕生したメロンで、糖度が16度程と高く甘味を存分に楽しむ事ができます。

赤肉タイプの濃厚な甘味がありながらさっぱりとした後味がクセになってしまいます。

「マリアージュ」はフランス語で「結婚」を意味しており、祝福の贈答品としてお贈りすると喜ばれる事間違いなしですね。

マルセイユメロン

マルセイユメロンは1999年に「サカタのタネ」から誕生したメロンで、「マルセイユ」と付いているので、フランスのマルセイユ地方と深い関わりがあるのでは?と感じてしまいますよね。

マルセイユメロンの皮にはフランス原産のシャラントメロンによく似た縦縞模様がある事で、どこかにフランス種の系統があるのではと考えられています。

マルセイユメロンはまるで南瓜のような濃厚なオレンジ色の果肉で強い甘味が特徴です、滑らかな口あたりと芳醇な香りも楽しめ、赤肉タイプ好きには堪らないメロンとなっています。

夕張メロン

夕張メロンは北海道夕張市が産地となっているメロンで、赤肉タイプのメロンの王者とも言える存在です。

世界的にもメジャーな「スパイシー・カンタロープ」とマスクメロンとしても知られている「アールス・フェボリット」の交配によって誕生し、濃厚な甘さと強い香り溢れ出る果汁と全ての面において文句無しの一流メロンです。

贈答品として重宝される高級メロンですが、2018年の初競りでは「2玉で320万円」という過去最高額の値段にもなった高級フルーツの代表格とも言えます。

ルピアレッド

ルピアレッドは北海道の小林農園で「IK」と「アールス」の交配によって誕生した品種で、糖度が16度と濃厚な甘味と果汁たっぷりなジューシーさが魅力的なメロンです。

赤肉タイプの王者である夕張メロンにも劣らない味わいや細かい網目模様の美しさが高い人気を博しています。

レノンメロン

レノンメロンは2005年にタイキ種苗から誕生したメロンですが、名前に「レノン」と付いている事でビートルズのジョン・レノンと何か関わりがあるのか?と思ってしまいますよね。

しかしレノンメロンが誕生したのは2005円ンと比較的最近の事でジョン・レノンとどんな関係性があるのかハッキリと解明はされていません。

レノンメロンは糖度が16度以上と非常に甘味を楽しめますが、後味がスッキリとしておりしつこさがありませんし、また皮近くまでオレンジ色の果肉がびっしりとなっており、最後まで美味しく味わう事ができます。

ノーネット系メロンの品種は?

イエローキング

イエローキングは黄金色に輝く美しさから「イエローキング」と名付けられたメロンです。

果肉は真っ白となっていますが、糖度が15度程もありしっかりと甘味を楽しめま、果汁もたっぷりと含まれており程良い固さがあるのでサクサクとした食感が魅力的です。

エリザベスメロン

エリザベスメロンは約30年程前にお手頃価格で購入できると人気が高まった庶民的メロンで、真っ白い果肉はジューシーでサクサクとした食感が楽しめます。

新品種の登場によって、ほとんど観かける事ができなくなってしまいましたが、未だに多くのファンがいるメロンです。

キンショーメロン

キンショーメロンはツルツルとした黄色の皮で果肉が真っ白なメロンで、甘みもしっかりと感じる事ができますがさっぱりとした味わいなので夏向きのメロンと言えます。

ハネデュー

ハネデューメロンは日本でもっとも馴染み深い輸入メロンの一つで、「Honey(ハチミツ)」のような甘さの「dew(しずく)」がたっぷりと凝縮されているという事で「ハネデュー」と名付けられています。

その名の通り、糖度は15度程としっかりと甘味を感じる事ができ、後味はさっぱりとしておりしつこさがなく食べれます。

通年で味わえるので、メジャー的な存在のメロンとも言えますね。

パパイヤメロン

パパイヤメロンは黄色や緑色の縞模様が入った色合いが特徴的で「パパイヤ」にとても似ている事でパパイヤメロンと名付けられています。

メロンのような濃厚な甘味はほとんどありませんが、スイカのようなみずみずしさを楽しめる九州地方を中心に栽培が行われている南国メロンです。

プリンスメロン

プリンスメロンはメロンが「高級」として重宝されていた頃にお手軽価格で購入できるメロンとして人気を博した庶民派メロンです。

芳醇な香りはそれ程強くありませんが、甘味とジューシーさが凝縮されており多くの方を虜にしたメロンとなっています。

現在では新品種の登場によって、その姿はほとんど観かける事ができませんが、未だに多くのファンを持っています。

ホームランメロン

ホームランメロンは1981年に「白肉ハネデュー系」と「緑肉ハネデュー系」の交配によって誕生したメロンで、名前の由来は当時野球が人気スポーツであった事です。

そして王貞治氏がホームラン記録を更新した年という事でホームランメロンと名付けられています。

ホームランメロンは糖度が16度程と高くジューシーさを楽しめるメロンとなっていて、野球好きや野球選手を目指している方にオススメしたいメロンです。

マクワウリ

マクワウリはウリ科の植物で、日本でも古くから食されてきたメロンの仲間です。

美濃国(岐阜県南部)の真桑村(本巣市)にて主に栽培されていた事で真桑瓜(マクワウリ)と名付けられています。

マクワウリはメロンのような甘味がほとんどないので、酢の物や炒め物、お盆のお供え物として重宝されています。

▶ マクワウリの味の特徴と旬の時期は?種類は意外と豊富?

あとがき

メロンには沢山の品種がありますが、やはり高級メロンの代名詞で「マスクメロン」として人気の「アールスフェボリット」が一番美味しいのでは?とも感じてしまいます。

ただそれぞれで素晴らしい魅力が満載となっているので、是非自分好みの品種を見つけてみては如何でしょうか。

▶ メロンの保存方法はどうするのがいいの?日持ちさせるコツは?

▶ メロンって野菜?それとも果物?あなたの意見は?

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