「美味しいいちごを食べたい」
いちごは当たり外れが結構大きい果物でとても甘くて美味しい時もあればあまり甘くなくてがっかりしたことあると思います。
では、少しでも甘くて美味しいいちごを選ぶためには何を知るべきか?
それはいちごの品種ごとの特徴と自分の好みを知ることだと思います。
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目次
とにかく甘くて酸っぱくないいちごが好きな人
今のいちごのトレンドとも言えるタイプのいちごです。糖度が高くて酸度が低いいちごですね。口の中に甘さが広がっていちごの酸味はほとんど気にならない為子どもが喜びます。
いちごを食べる年齢層というと大人よりも子供の方が多いと思います。子供が喜びそうないちごということで今の主流のタイプになったのだと思います。
とにかく甘いいちごをお探しの方はスーパーなどで表示されている糖度を意識するのではなく酸度(酸味)の方を意識して購入することをおすすめします。
「糖度が高いいちご=甘いいちご」
とお思いがちだと思いますが、レモンとかが良い例でレモンって実はいちごと同じぐらい糖度があったりします。
でも酸っぱいですよね?
その原因は酸度がとにかく高いからレモンは酸っぱいと感じてしまうわけです。
人間の味覚的には甘いいちごを探すよりも、酸っぱくないいちごを探すという方向でいちごを選んだ方が結果として甘いイチゴに出会うことが出来ます。
ただ甘いいちごをお探しならこの手のタイプのイチゴを探せば良いのですが、甘いだけで食べていくとだんだん味がぼやけて飽きてしまうと思ってしまう人もいるようです。
私がこのタイプで甘いだけだと数個食べるだけで満足してしまうんですよね。私と同じように思ってしまう人はこのタイプは好みではないと思います。
スカイベリー
いちご大国栃木県が「とちおとめ」の次の世代として期待しているいちごです。
いちごと言えば栃木県ですが最近は福岡県の「あまおう」という品種に押されている状況だったりします。そんな状況の中栃木県が万を持して生み出した品種がこのスカイベリーだったりします。
章姫
いちごと言えばどの県が有名ですか?と答えると多くの方が「栃木県」「福岡県」の名をあげると思います。
でも実は隠れたいちごの有名な県があるのをご存知でしょうか?「静岡県」です。
静岡県が生み出したいちごの品種って意外と多くて「章姫」もそうですし他にも「紅ほっぺ」「きらぴ香」「かなみひめ」などがあったりします。
今の静岡県で一番多く作られているいちごといえば「紅ほっぺ」で関東地方のスーパーでは「とちおとめ」「あまおう」に次ぐ3番目に多く見かける品種だと思います。
その紅ほっぺの前の世代の静岡県で一番作られていたいちごが「章姫」という品種になります。
さがほのか
となりに福岡県といういちごで有名な県がある佐賀県。その影響を受けないわけがありません。
そんな佐賀県が生み出した品種が「さがほのか」という品種になります。
あかねっ娘(ももいちご)
あかねっ娘とももいちごは同じ品種のいちごです。
徳島県佐那河内村という地域で作られたあかねっ娘はももいちごというブランド名として売られていてあかねっ娘の中でも特に高品質だと言われているようです。
あかねっ娘の特徴は普通のイチゴに比べて少し大きめで酸味が少ない為甘いと感じる事が多いと思います。
ひのしずく
「不揃いのいちごが多いけれど味は甘くて酸味は少なくて美味しい」
それが熊本県が作られているひのしずくの特徴だといえるでしょう。贈答品などのイチゴはとにかく形にもこだわります。
もういっこ
宮城県で生まれたいちごで「思わずもう一個食べたく鳴るようないちご」というコンセプトで作られたいちごですね。
かおり野
「いちごの旬はいつでしょうか?」
「1月~3月です」
「いちごが一番売れる時期はいつでしょうか?」
「12月です」
旬よりも少し早い時期に1年で一番需要があるいちご。少し旬が早めに出来るいちごを作りたいということで生み出されたのが「かおり野」といういちごです。
まりひめ
まりひめは和歌山県のいちごで先程紹介した「かおり野」同じようにクリスマスに合わせるように作られた品種です。
ケーキ用ということで形もきちんとした円錐形のいちごが出来る傾向が強くケーキにはあって言えるかもしれません。
しかしかおり野もまりひめも同じことが言えるのですが、ケーキ用のいちごは甘くて酸っぱくないいちごはあまり向いていません。
ケーキ自体が甘いのでいちごの部分は少しアクセントとして酸味があったほうがケーキが映えるからです。
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いちごは昔ながらの甘くて酸っぱいのがいい人
昔のいちごは今のいちごに比べて甘さも控えめで少し酸っぱさが目立つぐらいのいちごが多かった記憶があります。
私の子供の頃とかはいちごが酸っぱすぎてコンデンスミルクや練乳などをかけて食べる家庭が多かったと思います。
「そんな昔のいちごを懐かしみたい」
とちおとめ
関東でいちごといえば「とちおとめ」ですよね。どこのスーパーでも売られていると思います。
今のトレンドのいちごとは少し古いイメージがあるのがとちおとめですが、未だに日本で生産量が一位の座をキープしているいちごの王様と言えるでしょう。
女峰
東日本でいちごといえば「とちおとめ」ですが、その前に有名だったいちごが「女峰」です。
私が子供の頃は女峰の方が印象が強かったですね。「女峰」と漢字で書いて読み方は「いちご」だと思っていたぐらいでした。
とちおとめよりも昔のいちごの色が強く甘さよりも酸味が目立つ傾向があります。その為最近では生食用ではなくケーキ用として生産されているようです。
とよのか
福岡県のいちごと言えば「あまおう」。しかしその1世代前に主流だったいちご、それが「とよのか」といういちごだったりします。
女峰が全盛期だったころ次第に「とよのか」というイチゴの品種が日本で認知されていちご大国栃木県が慌てたという話があるぐらい当時は勢いがあったいちごです。
その後「とちおとめ」という品種で再び栃木県が覇権を握りますが福岡県もとよのかの次世代のいちごとして「あまおう」を生み出し熾烈ないちごの覇権争いをしているというわけになります。
そんなあまおうの前の世代のいちごということで少し昔ながらのいちごの傾向が強い特徴を持っています。
さちのか
とよのかの次世代のいちごとして期待されていたいちごが「さちのか」です。
その結果どうなったかというとわかりますよね?今福岡県のいちごと言えば「あまおう」です。さちのかはその期待に答えることができずにあまおうにその座を奪われてしまいました。
さちのかはいちごの中でも当たり外れが強めのいちごでばらつきがありそういうところが主役になれなかった原因と言えるでしょう。
福岡県ではあまり作られていないですが、「佐賀県」「長崎県」「千葉県」、驚いたのは「沖縄県」でも作られているいちごということですね。
アイベリー
女峰などが全盛期だった頃に作られていたいちごで、その当時のいちごに比べてとにかく大きいという特徴があります。
しかしこのアイベリーは育てるのが少し難しくて、形が悪くなったりとイチゴ農家泣かせだったりしたようです。
そんないちごがその後いちごの主流になることはなく廃れて言ってしまった品種ですが、大きくなりやすいという特徴があるいちごだったため、品種改良で交配種に選ばれることもあります。
あすかルビー
「いちごで有名な県にしたい」そんな思いで奈良県が生み出したいちごがあすかルビーといういちごです。
とちおとめのようないちごを作りたいという気持ちが強かったのでしょう。特徴がとちおとめに似たようないちごだったりします。
しかしそれではとちおとめの二番煎じになってしまいました。あまり多く流通することもなく、奈良県は次の矢として「古都香」といういちごを作り出すことになります。
さぬきひめ
さぬきひめはうどんで有名な香川県が生み出したいちごです。
糖度と酸度のバランスがよく調和が取れたいちごなのですがいちごの形が他のいちごに比べて丸っこい傾向があるのが特徴です。
円錐形の方がケーキ用にはしやすいですが、生食用としては丸みを帯びているいちごは愛らしいと感じることも有ると思います。
硬さは柔らかめのしっとり系のいちごのためあまり長距離輸送には向かずに近くの県で消費されることが多いようです。
濃姫
1998年に品種登録されたいちごということでかなり古めのいちごです。
しかし私は子供の頃に「濃姫」というイチゴを知りませんでした。神奈川県に住んでいて岐阜のいちごを食べる機会がないといえばそうなのですが、あまり全国的に流通することはありませんでした。
味の特徴は糖度が低めで酸味が強い生食には少し向いていないイチゴと言えるでしょう。子供はあまりこの傾向のイチゴを好みません。
糖度も酸度も高く、濃いいちごが好きな人!
「糖度も酸度も高いいちごで食べた時に唾液がたくさん出るけれど病みつきになる」
そんなイチゴが好きな人もいると思います。私がこのタイプの人間です。
糖度が高くて酸味が少ないイチゴは確かに甘いのですが、「どこか薄い甘さだな」と感じてしまう人もいると思います。
あまおう
今いちごといえば「あまおう」と思う方多いのではないでしょうか?とちおとめより勢いを感じるいちごで今の主流いちごの一つです。
味の特徴は糖度が高いけれど酸度も高くて食べると「濃いな」と感じる事があるいちごです。そして大きさがとちおとめに比べて大きいのも特徴です。
紅ほっぺ
私が一番好きなイチゴです。
それだけでもう説明不要なのですが、その理由は静岡県という東京に近いために流通されていることと、味の特徴は糖度が高くて酸度が高い、濃いいちごだからです。
あまおうも多く流通されているのですが、あまおうという名があまりにも有名だからでしょうか?あまおうの中でもピンきりだったりすることが多いんです。
古都香
奈良県があすかルビーの次世代に売り出しているいちごです。味の特徴は糖度が高くて酸度が高い濃いいちごです。
そして奈良県の売り出し方が結構凄いですね。奈良県という「古都」をイメージしているいちごで形が綺麗で気品がある特徴があります。
あまおとめ
愛媛県が生み出した糖度とそれなりの酸味を備えた濃いめのいちごです。
あまおとめという名でも売られていることがありますがもし「あま恋いちご」という名で売られているいちごがあったら是非買ってみてください。
品種はあまおとめなのですが、とにかく糖度を高くすることにこだわったブランドいちごであまおとめよりも美味しいと思います。
いばらキッス
ネーミングセンスは私は思わず「?」を浮かべてしまういちごです。
「初めてのキスの味はレモン味」甘酸っぱいイメージがあるキスをネーミングに組み込んだのでしょうがどこか「茨城っす!」っていう挨拶に聞こえてしまうのは私だけでしょうか?
おいCベリー
いちごと言えば「甘い」「大きい」などを売り出しにすることが多いのですが「ビタミンCが豊富ないちご」という売り出し方をしているのがおいCベリーです。
同じ品種でも育てる環境は年によって味にばらつきがあるのがいちごです
「甘くて有名な品種を食べたのに美味しくなかった」
いちごを食べた時そんな感想を抱いたことありませんか?いちごに限らず他の農作物にも言えることですが味ってばらつきがあるものです。
「あまおう」というネーミングだけで買ったけれど酸っぱかった。そういう経験は私は多々しています。作っている農家によってもやっぱり違うんですよね。
また私の知り合いにイチゴ農家の方がいるのですが、「毎年同じ味のいちごはできない」と言っています。
その年の気候によって美味しくも不味くもなったりするわけです。そんなばらつきがいちごって他の果物よりも多くあるイメージがあります。
なので私は美味しいと有名な品種を買ってイマイチだったとしても数回は同じ品種のいちごを食べてから自分の舌に合うか判断しています。
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