いちごの画像
世界中の女性から愛される存在のフルーツは甘さと酸味が絶妙なバランスとなっており、魅惑さを感じさせてくれます。

フルーツにもあらゆる種類がありますが、最も魅惑さを感じる事が出来るのは「いちご」です。

甘酸っぱさも魅力なのですが、やはり真っ赤に輝くその美しさは「紅い宝石」と呼ばれる程多くの女性を虜にしています。

そんないちごも日本国内だけでも多くの品種があり重宝されて、その中の一つ「女峰」はかつて高い人気を博した品種となっておます。

そんな女峰の魅力をご紹介します。

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女峰と言う品種について

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女峰は1985年、栃木県農業試験場で誕生した品種で「ダナー」と「はるのか」を交配した育苗と「麗紅」を交配させて誕生しました。

女峰の名前の由来は日光の女峰山から名付けられました。

女峰の登場によって東日本エリアで栽培れるいちごの品種の多くが女峰となる程人気が高まり、「東の女峰」、「西のとよのか」と二分されていましたが、甘みや酸味、香りがより改良された品種の登場によって、現在女峰の生産量はいちごの生産量の1%程となっています。

栃木県と言えば現在は「とちおとめ」が主流となっていますが、とちおとめは糖度が高く甘みを楽しめるいちごとなっており、そのまま生食で食べるのがオススメです。

しかし「とちおとめ」では糖度が高い事で、甘いクリームを使うケーキには不向きは品種となっており、酸味が強い「女峰」がケーキやデザートにピッタリとして、現在ではスイーツの材料として活躍しています。

女峰の欠点は耐病性が低い事で安定した収穫が難しいことです。

女峰と言う品種の特徴は?

いちご狩りに来た女性
女峰は甘味もありますが酸味が強いいちごとなっています。

その為、甘さを求め酸味を抑える品種改良が進み、女峰は生食よりも加工品での使用が人気です。

真っ赤な光沢の美しさを持ち、長円錘形で粒は小ぶりと加工にも丁度良いサイズで、生身も外側は赤い果肉と中心部の白いか忍苦のバランスの美しさも女峰の魅力です。

さらに爽やかな香りもあり、「これが本当のいちごの美味しさ」を感じさせてくれます。

また硬さのあるいちごとなっている事で、輸送中の潰れや市場で陳列された際の見栄えの良さも女峰の大きな特徴となっています。

さらに日持ちも良い事で、美味しさを長期間に渡り維持する事が出来ます。

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女峰といういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
女峰は栃木県を始め、関東エリアを中心に栽培されていました。

しかし甘みの重視や酸味が抑制された品種の登場によって、現在では栃木県や香川県、静岡県のいちご農家で僅かに栽培されています。

そんな女峰の集荷時期は12月~4月頃となっています。

ほんのりとした甘みとスッキリとした酸味が凝縮された旬は1月~3月頃となっており、この時期の女峰が使用されたスイーツは絶品の美味しさとなっています。

あとがき

現在ではほとんど見かける事が出来なくなった女峰ですが、一昔前には大人気の品種として重宝されてきました。

生食では甘みよりも酸味が勝ってしまう事で、いちごの甘酸っぱさが苦手な方からは懸念されてしまいそうに見えますが、スイーツで使用された女峰は誰もが納得する味わいとなっています。

女峰の甘酸っぱさがあるからこそ、絶品スイーツも多く誕生しているのです。

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