カニステルという果物は見た目は鮮やかな黄色で、ころんとして美味しそうですが、どのような状態になったら食べごろなのでしょうか?

とても珍しい果物なのでなかなか手にする機会は多くありませんが、せっかく手にした時にはおいしく食べたいですよね。

そこで、カニステルを美味しく食べるための追熟方法や食べごろについて調べてみましたのでご紹介します。

カニステルは買ってからそのまま食べても美味しくない?

黒板
カニステルは収穫時もまだ硬いままということが多く、買ってきてすぐは完熟していないことがほとんどです。

つまり、買ってきてからもしばらくは常温で追熟させる必要があります。

完熟していないカニステルはヤニ臭が強く、はっきり言うと非常にまずいということですので、しっかりと追熟させてから食べるようにしましょう。

カニステルは追熟させて食べよう!その方法は?


カニステルの追熟方法は、一般的なものでは常温で保管することが挙げられます。

常温での追熟は一番ポピュラーで、時間はかかりますが手間はかかりません。

だいたい1~3週間追熟させれば完熟状態になりますが、室温や保管状況などの環境によって完熟時期は前後します。

とにかく時間をかけてゆっくりと追熟させる方法ですので、買ってきてからすぐに食べたい、早く完熟させたいという方には以下の方法をおすすめします。

りんごと一緒に保存すると追熟が早まる?


カニステルをりんごと一緒にビニール袋に入れて保管する方法です。りんごのエチレンガスによって追熟を早めます。

りんごの品種によってエチレンの生成量には差があり、「ふじ」や「シナノゴールド」は生成量が少なく、「つがる」や「きおう」は生成量が多いため追熟をより促進してくれます。

追熟状態は袋の中の果実をよく観察して、食べごろを見極めましょう。

塩を使うと追熟が早まる?

考える女性
これはカニステルを取り扱う農家の方が行う方法だそうです。カニステルのヘタをとった部分に塩をのせ、コップなどで果実を支えて追熟させます。

塩は少し水で湿らせて乾燥しないようにするとより良い状態で追熟できます。塩を使うことで熟すのが早くなり、2~3日もすれば皮が割れてきて食べごろになるそうです。

追熟にお酒を使う人もいる?


日本における生産地である沖縄らしい方法です。カニステルをビニール袋に入れて、泡盛を振りかけて保存します。

泡盛を振りかけることで早く追熟させることができるそうです。これらの方法で追熟を早めると早く食べごろにはなりますが、あくが気になることもあるようなのでご注意ください

追熟の方法はわかった!では食べごろの見極め方は?

ポイント
カニステルの食べごろの見極め方は、見た目で確かめる方法と触って確かめる方法があります。

まず、カニステルの表皮は熟してくると黄色がどんどん濃くなっていき、完熟状態になるとオレンジ~茶色に変化します。

さらに表皮が割れてはじけてくるので、見た目の変化としてはわかりやすいかと思います。

一方、手で触って全体的に柔らかくなっていたり、割れた表皮の部分から手で皮がむけるようであればこちらも食べごろの合図です。

逆に言えばまだ色味が変わらなかったり、軟らかくならずに硬い状態、あるいは手で皮がむけないなどの状態であればまだまだ追熟が必要ということになります。

まとめ

カニステルの追熟と食べごろについてご紹介しました。追熟方法はさまざまですが、調べた限りではやはり時間をかけて自然に追熟したものがおいしいようです。

ただし、追熟をうまくこなしてもカニステル自体がはずれだったというケースもあるようですので、あまり一つのカニステルに心血を注がない方が無難かもしれません。

「美味しかったらラッキー」くらいの心構えで食べると気が楽かもしれませんね。

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