みかんはついついたくさん食べてしまいがちなので、まとめて買うのが経済的です。

とはいえ一気にたくさん買うと保存が難しく、カビてしまうのが心配ですよね。

そんなみかんのカビについて、原因や予防法など色々な方法を調べてみました。

みかんのカビの原因は?

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みかんがカビてしまうのは何故でしょうか?

そもそもカビが発生しやすい条件というのは①温度が20℃~30℃、②湿度が70%~80%以上、③糖分などの栄養がある、④酸素がある空間の四つが挙げられます。

これらの条件とみかんの保存状態が重なってしまうと、みかんはあっという間にカビてしまいます。

では、みかんがカビやすい状態について詳しく見ていきましょう。

まず、みかんの販売形態としてよくある段ボールにぎっしり詰まった状態です。

みかんが段ボールにぎゅうぎゅうに詰め込まれていると、みかん同士で摩擦や圧力がかかります。

それによってみかんの薄皮が破けてしまい果汁が飛び出したり、あるいは表皮の細かい穴から果汁がにじみ出てカビに湿度や栄養を与えてしまいます。

次にみかんの収穫前~収穫時の状態です。収穫前に鳥などにつつかれてしまったり、収穫時に傷がついたりすることでその傷からカビが生えやすくなります。

この傷がついたみかんが段ボールに詰め込まれると傷がついたみかんからカビ菌が繁殖して箱の中身が一気にダメになる場合もあります。

カビたみかんを食べるとどうなるの?


みかんがカビている場合、カビた部分だけを洗ったり除去したりして食べてしまうという方もいるかもしれません。

ですが、カビは見える部分を取り除いてもみかん全体に糸状に広がっていて、見えないカビが付着している場合があります。

なのでカビてしまったみかんはもったいないようですが食べずにそのまま処分したほうが無難です。

もしもカビたみかんを食べてしまった場合に心配なのは食中毒のような症状ですよね。カビたみかんを食べるとおなかが痛くなったりするのでしょうか。

実はカビには「毒性のあるカビ」と「毒性のないカビ」があり、みかんに生えることが多い青カビは「毒性のないカビ」であることが多いです。

家の畳に生えたり、ブルーチーズに生えているのもこの青カビです。

ただし、青カビの中でも様々な種類があり体に害を与えるものもありますので、違和感があったり心配な方や体調がすぐれない方はすぐに病院にかかることをおすすめします。

みかんのカビを予防する方法は?

ポイント
みかんをカビさせないためにはどのような予防方法があるのでしょうか。先ほど挙げた「カビが生えやすい条件」と合わせて考えてみましょう。

まず第一に、段ボールに入っているみかんはすぐに開封しましょう。

段ボールの中は風通しが悪く湿度もありカビが生えやすいので、買っていたらすぐに開封して風を通してあげましょう。

湿度が溜まりやすい段ボールは一度干して乾かすのも有効です。

また、上下逆さにして開封することで下の方に入っていたみかんが圧力から解放されますので、これもおすすめです。

みかんを開封したら、中身をチェックしましょう。もしも傷がついているみかんがあればすぐに取り除きます。

傷がついたみかんからはカビが発生しやすいので、まわりのみかんを守る意味でも選別しましょう。

段ボールの中でみかんを補完する際に有効なのは、みかんの間に新聞紙を敷いてみかん同士の間に隙間を作ることやみかんの位置を頻繁に入れ替えることです。

みかん同士がこすれたり重みがかかってしまうことを防げば、果汁の漏れからカビが発生することを防げます。

1個だけみかんがカビている!他の蜜柑は食べても大丈夫?


もしも1個だけカビている場合、一緒に入っているみかんは大丈夫かどうかが心配ですよね。

カビてしまったみかんそのものは処分するのが無難ですが、その周りのみかんは食べても問題ないのでしょうか。

まわりのみかんについては、カビている様子がなければ食べても問題ありません。

皮の色が変色していたり、ぐずぐずに柔らかくなっていたりカビ臭いなどの気になる部分がなければ大丈夫です。

みかんの表皮はしっかりしていますのでカビていないみかんの中身は守られているはずですが、心配な場合は表面を水洗いをしたり拭いたりすると安心ですね。

まとめ

これでみかんをたくさん買ってもカビさせることなく保存が出来そうですね。

せっかく美味しいみかんを買ったらカビさせることなく食べたいですよね。

ぜひみかんを買ってきた際には保存する環境やみかんの配置など、いろいろな方法を試してみてください。

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