レモンの保存方法について、皆さんはどのようにしているでしょうか。

買ってきてすぐに冷蔵庫に入れたり、そのまま置いておいたり、様々なやり方があると思います。

実は、レモンの鮮度を保つためにレモンに適した保存方法があるんだとか。

いったいどんな方法があるのでしょうか?実際に見ていきましょう。

レモンの保存期間は?

レモンの保存期間は保存方法によって異なります。保存期間や使用用途によって保存方法を使い分けましょう。

常温で保存できるの?

結論から言うと、レモンは常温保存には不向きであるとされています。レモンの保存には6℃~8℃が適温で、10℃以上になると品質が低下してしまいます。

常温でこの温度を維持することは難しいですので、常温保存は避けた方が良いでしょう。

冷蔵庫で保存

レモンの適温の条件を満たす保存方法として、冷蔵庫での保存をおすすめします。

しかし、実はレモンは温度が高くなることだけではなく4℃以下に保存することでも味の低下が起こりやすくなってしまいます。

そこで、レモンにとっての適温を保つことができる野菜室での保存をおすすめします。保存方法は以下の通りです。

まず丸ごと保存する場合は一個一個をペーパータオルで包みます。レモンは重なり合う部分から痛みますので、ペーパータオルでレモン同士がぶつかるのを防ぐ効果があります。

これらのレモンをビニール袋に入れて保存します。この状態でおよそ10日程保存ができます。

次に、カットしたレモンの保存方法です。切った状態のレモンは日持ちしないので、量が多い場合などは冷凍保存がおすすめです。

冷蔵保存する場合はカットしたレモンをラップでぴったりと包んで、出来るだけ早く使い切るようにしましょう。

冷凍庫で保存は可能?

レモンは冷凍庫で保存すると一ヶ月ほどもたせることができます。丸ごと保存することも、カットしたまま保存することも、果汁を絞って保存することもできるんです。

丸ごと保存する場合は、レモンをラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて保存します。丸ごと凍らせたレモンはそのまますりおろして使うこともできます。

カットしたレモンは密閉保存容器に入れ、重ならないように注意して保存します。

絞った果汁はアルミカップや製氷皿に入れて凍らせます。アルミカップを使う場合は金属トレーに乗せてから冷凍庫に入れると、素早く凍らせることができます。

レモンを日持ちさせるコツはあるの?

考える女性
レモンを日持ちさせるには、いくつかのポイントがあります。一つ目は適温(4℃以上、10℃以下で8~9℃が好ましい)をキープすること。

二つ目は傷みにくいように、レモン同士が重なったりぶつかったりするのを防ぐこと。キッチンペーパーで包んだりラップで包むのもこのためです。

また、レモンを加工する方法としては氷砂糖と一緒に砂糖漬けにすることやレモンを乾燥させてドライフルーツにしてしまう方法もあります。

こんなレモンの状態は食べないほうがいい!

教師
食べない方が良いレモンの状態は、他の食品と同じように明らかに異常がある状態のことを言います。

例えばカビが生えている状態です。

皮にカビが生えている場合は個人の判断で皮を取り除いて食べることなどが可能ですが、カットしたレモンの果実の部分にカビが生えてしまった場合は食べない方が良いですね。

また、レモンから異臭がする、水分が抜けてパサパサした果肉の状態である、レモンを切った断面が変色しているなど、レモンそのものに異常がある場合は食べない方が良いとされています。

新鮮なレモンの見分け方は?

ポイント
では、レモンを買うときに新鮮なものを選ぶためにはレモンのどんな部分に注目するべきなのでしょうか。ポイントは二つ、表面と重さです。

まず、レモンを手に取ってみて表面に注目しましょう。

表面がつるつるしていて針があるレモンは果汁がたっぷりのレモンです。逆に、皮がデコボコしているものは内側の白皮が多く、果汁が少ない場合が。

表皮がぶよぶよしているものはすでに鮮度が落ちているものがほとんどです。

また、レモンを手に取ってずっしりと重量がある方が実や果実が詰まっていて質の良いレモンである可能性が高いようです。

まとめ

レモンの保存方法や鮮度について、様々なやり方があることがわかりました。

また、レモンには保存に適した温度があるというのも意外と知られていない部分ではないでしょうか。

お店でレモンを手に取ってみて、表面や重さをチェックしてみると鮮度の良いレモンを見分けられるかもしれません。

ぜひ新鮮なレモンを買ってきて、新鮮なまま保存してみてください。

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