レモンというと、皮に付着した農薬が心配ですよね。
国産のものと外国産のものではなんとなく国産の方が安心感がありますが、そもそも国産と外国産では何が違うのでしょうか?
それに、レモンについた農薬は洗い流すことができるのかということも気になりますよね。
目次
レモンの表面には何がついている?
レモンを手に取ったときにべたべたとした感じがすることがあります。
実はレモンの表面にはいろいろなものが付着しています。
それは人工的なものであったり、自然なものであったり、無害有害など様々なものです。
➀ワックスブルーム
➁鮮度保存被膜剤
➂農薬
栽培の工程で虫よけ・病気予防に使用。基本的に「無農薬」とされるもの以外は農薬を使用している。
➃防かび剤
外国から輸入する際に防かびや防腐のために使われる薬剤。防ばい剤と表示されることも。
これらの物質について、➀と➁は自然に分泌される物質や食品に使用されるものであるため、口に入れても無害な成分です。
また、➀~➂については後述する方法で洗い流せば落とすことができます。
ところが➃の防カビ剤だけは口に入れてはいけないものであることに加え、皮に浸透しているため洗い流すことができません。
外国産レモンに使われている農薬って体に悪いの?
農薬自体の量については、国内で流通しているものは日本国内の安全基準をクリアしているため国産とあまり違いはありません。
ただし、先ほどの項目で挙げたとおり外国産のレモンには防かび剤が使用されています。
国産レモンは農薬は大丈夫なの?
国産のレモンであっても、無農薬表示のないものは農薬が使用されています。
国産でも農薬は農薬ですので、もちろん洗ってから口に入れる必要があります。
レモンの正しい洗い方は?
基本的に「無農薬」の表示がなければ農薬が使用されています。表面についた農薬は落としてから口に入れたいですよね。
塩でこする
塩でこする方法はとてもシンプルです。まず表面に塩をかけ、手で表面全体をこすります。
洗剤を使う?
実は食器用洗剤で洗うのもOKなんです。というのも、食器用洗剤の使用用途には野菜や果物などの食品を洗うことも含まれているものが多いから。
製品ごとに用途が表示されていますので、使用の際にはしっかりと食品の使用が問題ないかどうか確認してからご使用ください。
レモンを洗う手順としては、まずスポンジに洗剤を付けて泡立ててそのままレモンの表面全体をこすり洗いします。
その他にもある、レモンの洗い方
その他に、食用の重曹を少量溶かした水に浸けてこすり洗いをして流水で流す方法もあります。
ボウルなどにたっぷり水を入れ、重曹大さじ1を混ぜたところにレモンを1分ほど浸けて、洗い流します。
また、外国産の防かび剤が使用されているレモンをなんとか洗いたいという場合は茹でこぼしという方法があります。
防かび剤は表面を洗い流しても皮まで浸透しているため取り除くことができません。
しかし防かび剤はお湯に溶けやすいので茹でこぼすことである程度取り除くことができます。
外国産のレモンは正しく洗っても皮は食べては駄目?
防かび剤は皮に浸透しているため、表面を洗うだけでは農薬を除去できません。
茹でこぼしなどの方法でも100%取り除くことは難しい状態です。
まとめ
外国産のレモンは農薬がついているイメージが強かったですが、国産のものでも無農薬表示のもの以外はしっかり洗って使わないといけないようですね。
口に入っても問題ない成分、洗って落とすことのできる農薬、洗っても落とせないので口に入れない方が良い農薬などレモンの表面には様々なものがついているようです。