レモンを料理で使用する頻度って割と多いですよね。

酸味をプラスしたい時やレモンの爽やかな香りを取り入れたいなんて時にピッタリです。

そんな普段料理からジュース、お酒、お菓子と幅広いジャンルで使用されるレモンにも多くの多くの品種があります。

レモンの品種やいつも食べている品種についてご紹介致します。

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レモンの種類一覧

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リスボンレモン

リスボンレモンはポルトガルが原産の品種です。

普段の生活において「レモン」という言葉を使いますが、スーパー等で購入しているレモンのほとんどが「リスボンレモン」となっています。

リスボンレモンは日本だけでなく、世界中で流通量が多い品種で、普段何気なく食べているレモンがリスボンレモンとなっており、全てにおいてトップクラスの品種なのです。

日本へは明治末期に導入された品種で、日本の寒い温度や強い風にも対応出来る品種として、国内でも栽培が盛んに行われています。

国内では主に愛媛県や広島県で栽培されており、輸入品はアメリカ太平洋沿岸物が主に流通されています。

酸味が強く香りも豊かで果汁がたっぷりと詰まっており、ジュースやお酒の割材、お菓子といったさまざまな用途で重宝されている品種です。

ユーレカレモン

ユーレカレモンはカリフォルニアの太平洋沿岸部や南アフリカが主な産地となっている品種です。

日本ではリスボンレモンが多く流通されていますが、ユーレカレモンも人気が高い品種となっています。

香りも豊かで強い酸味が楽しめる品種です。

耐寒性はリスボンレモンより劣りますが、種が少ない面や果汁がたっぷりと詰まっている面が魅力となっています。

アレンユーレカレモン

アレンユーレカレモンはユーレカレモンの枝変わり品種です。

ユーレカレモンよりもトゲが少なく、小ぶりなサイズの品種ですが、酸味と強い香りが楽しめるとして高い人気を誇っています。

またアレンユーレカレモンは四季成り性の品種となっており、通年で流通される面が魅力とされています。

アレンユーレカレモンは食用としても人気がありますが、家庭菜園として高い人気があり、園芸を趣味とされている多くの方が栽培されている品種です。

ジェノバレモン

ジェノバはチリが主な産地とされている品種で、1個の重量が100~140g程で種が少ない品種です。

香りも良く果汁もたっぷりと詰まっている事で人気が高まっています。

1996年の解禁から日本への輸入量も多くなり、日本に輸入されているレモンの約3割やジェノバレモンとなっています。

メイヤー(マイヤー)レモン

メイヤー(マイヤー)レモンは中国でフランク・N・マイヤーによって発見された品種です。

レモンといえば黄色い色合いが特徴的ですが、メイヤー(マイヤー)レモンはオレンジ色の外皮が大きな魅力となっています。

どのような経緯で誕生したのか不明の品種ですが、レモンとオレンジの自然交配によって誕生したのではと考えられています。

オレンジが交配されているのではと考えられている品種となっており、酸味は一般的なレモンよりもマイルドで酸味が苦手な方から人気が高い品種です。

メイヤー(マイヤー)レモンの主な産地はニュージーランドとされ、防カビ剤が気に掛かる方も多くいらっしゃいます。

しかしニュージーランドでは防カビ剤を使用しないで栽培が行われています。

その為、皮ごと安心して味わえる品種となっています。

酸味がマイルドになっている事で、皮ごとかぶり付いて味わいたい品種です。

ジャンボレモン

ジャンボレモンは100年以上前から親しまれている品種となっており、レモンと柚子の自然交配によって誕生したと推測されていますが詳細は不明な品種です。

アメリカでは「ポンデローザ」の名前で親しまれており、大きな外観が特徴的な品種です。

日本でもメジャーなレモンであるリスボンレモンは100~130g程の大きさですが、ジャンボレモンは500gや900g、1000gを越える事もあるボリューミーな品種です。

また外皮はツルツルでは無く、凹凸が激しいゴツゴツとしています。

大きな果汁の中には酸味と豊かな香りが凝縮された果汁がたっぷり。

酸味が抑えられた品種となっており、レモンの強い酸味が苦手な方から人気が高い品種です。

レモンの品種の中でも耐寒性が劣る品種ですが、四季成り性で比較的暖かい関東南部のエリアで栽培が行われています。

その大きさから、食用だけでなく観賞用としても園芸を行っている方から高い人気のある品種です。

ピンクレモネードレモン

ピンクレモネードレモンはピンク色の果肉が魅力的な品種です。

また完熟状態になると真っ黄色な外皮となりますが、完熟前は班入りの外皮となり、この時期のピンクレモネードレモンは外皮と果肉のコントラストの美しさが魅力として高い人気があります。

しかし栽培数が少なく、希少性が高い品種です。

商業用としての栽培よりも、鑑賞用として栽培されている割合が多く、園芸を趣味とされている方から高い人気を博しています。

種は少なく、果汁がたっぷりと詰まっており、ピンク色の鮮やかな果汁を堪能する事ができます。

レモン本来の香りとマイルドな酸味がお菓子や料理のアクセントとして幅広く使用されています。

なかなか一般的に観かける事も購入する事も困難となる品種ですが、農家から直接ネットショップにて購入できるので、まだ味わった事が無い方にはお勧めしたい品種です。

スイートレモネードレモン

スイートレモネードレモンは名前の通り、甘味を楽しめる品種です。

一般的に流通量の多いリスボンレモンでも8度程の糖度となっていますが、スイートレモネードレモンは10℃程あります。

糖度はそれ程高くないのですが、酸度が低くリスボンレモンが25%程に対し、スイートレモネードレモンは5%程となっています。

レモン特有の酸味が抑えられ甘みを感じる事が出来る品種で、レモンの酸味が苦手な方にお勧めな品種です。

1個の重量が100g程とやや小ぶりなサイズです。

耐寒性に劣る品種で、温かいエリアでの栽培がお勧めとなりますが、寒冷地でも露地栽培では無く鉢植えにする事で、栽培が可能となっています。

主な産地はニュージーランドとなっており、国内でも温暖なエリアで栽培されており、甘味を楽しめる品種として人気があります。

姫レモン

姫レモンはオレンジ色の色合いと小ぶりなサイズが特徴的な品種です。

豊かな香りとマイルドな酸味を楽しむ事が出来ます。

また外皮も独特な香りがあり、果肉だけでなく外皮も料理のアクセントとして使用されています。

姫レモンは「姫レモン」として流通されていますが、「ラングプールライム」や「シークワーサー」が姫レモンと呼ばれています。

小ぶりなサイズがお姫様のように可愛らしいという事で「姫レモン」という名前が定着しています。

生産数が少ない品種で希少価値が高い品種ですが、小ぶりなサイズが観賞用としても高い人気があります。

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チャイナリトルレモン

チャイナリトルレモンは名前に「チャイナ」と付いている事から中国が原産の品種という事がわかります。

みかんと金柑の交雑種なのではと考えられており、マイルドな酸味とコクのある味わいが特徴的です。

日本では「チャイナリトルレモン」として流通されていますが正式名称は「カラマンシー」です。

果実が20~30gとレモンの品種の中でも小さいサイズで、鑑賞用として高い人気があります。

主に東南アジアで栽培が行われていますが、日本でも温かい西日本エリアで栽培が行われている品種です。

サイパンレモン

サイパンレモンは菊池氏により1940年、八丈島に導入された品種です。

その後1973年には小笠原島にも導入され「八丈島レモン」や「島レモン」として親しまれていますが、導入者である菊池氏の名前から「菊池レモン」としいて流通される事が多い品種です。

サイパンレモンは元々、オレンジの系統が含まれていると考えられているメイヤーレモンの枝変わり品種となっている事で、酸味が抑えられ甘味を楽しめる品種です。

八丈島では完熟された黄色いサイパンレモンが「八丈島フルーツレモン」、小笠原島では緑色のサイパンレモンが「島レモン」や「小笠原島レモン」として特産品とされています。

黄色い完熟状態では酸味が抑えられ、緑色の未熟状態では香りを楽しむ事が出来ます。

あとがき

一口にレモンと言っても沢山の品種があります。

普段、口にしているレモンのほとんどがリスボンレモンとなっていますが、品種によって酸味や香り、甘味を楽しむ事も出来ます。

国内では多くのレモンが流通されているので、この機会にレモンの食べ比べを行ってみては如何でしょうか。

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