シャリシャリとした食感としつこさのない甘酸っぱさが魅力的な梨は秋の味覚の一つでもありますよね。

さて、そんな梨は秋を過ぎると旬ではないので、食べ損ねた方やもっと堪能されたい方にとっては寂しい気持ちにもなってしまいますよね。

しかし、冬でも食べれる梨が存在する事をご存知でしょうか。

秋が旬の梨が冬でも味わえるなんて、本当なのか気になりませんか。

そこで今回は【冬でも梨が食べたい!そんなあなたにオススメの品種を3つご紹介!】について触れてみたいと思います。

基本的に梨の旬は夏~秋で冬にはスーパーには出回らない!

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梨って夏から秋にかけてが旬のフルーツですよね。

つまり基本的には冬場はスーパーには出回らないのです。

梨をもっと味わいたい方にとってはショッキングな事となってしまいます。

でも冬場に味わえる品種もあるのです。

冬が旬の梨は実は存在した!3種類紹介します!

王秋梨

王秋梨は「慈梨(ツーリー)」という中国梨と「二十世紀梨」との交配によって誕生した品種に「新雪」という品種を交配させ誕生した品種で、2000年10月に品種登録された梨です。

しっかりとした甘味がありながらも、程よい酸味が含まれておりさっぱりとした味わいが特徴的です。

大きさは350gと平均的で果肉が緻密でとても柔らかい食感ですが、シャリシャリ感も魅力的です。

主に鳥取県での栽培となっていますが、鳥取県以外では福島県や大分県で栽培が行われています。

10月下旬~1月上旬までの長い期間で収穫が可能な品種となっており、冬場でも味わえる梨の一つですね。

新興梨

新興梨は新潟県農事試験場にて1932年に誕生し、1941年に誕生した品種です。

誕生当初、「二十世紀」と「今村秋」の交配によって誕生したと考えられていましたが、DNA検査によって「二十世紀」と「天の川」の交配によって誕生した事が明らかとなっています。

しっかりとした甘さがありながらもほんのりと酸味も含まれているので、しつこさが感じられない味わいとなっています。

また1個の重量が400~500g程と大きめのサイズです。

新興梨は形がいびつなものが多い傾向にあり、お尻がゴツゴツとしているので、逆さまに置かれていることがあります。

新潟県が主な産地は新潟県で、鳥取県や大分県、熊本県でも栽培が行われています。

10月下旬~11月下旬が旬の時期となっていますが、貯蔵性にすぐれた面があり、12月や1月といった冬場でも美味しく食べれる梨となっています。

新雪梨

新雪梨は1949年に新潟県で「晩三吉」と「今村秋」の交配によって誕生した品種です。

名前の由来はいくつかありますが、新雪梨は果肉が真っ白な品種となっている事でこの白さが新雪のような色合いとなっている事や、梨と言えば9月や10月といった秋が旬を迎えますが、新雪梨の収穫時期は11月頃から12月頃となっています。

この時期は全国的にも新雪が降り始める時期となっている事で、新雪が降り始める時期が旬を迎える事も由来になっています。

新雪梨はとても大きなサイズで、小さな物でも1㎏あり大きなサイズともなれば2㎏にもなります。

鳥取県でもっとも多く栽培が行われており、鳥取県に次いで群馬県や京都などでも栽培されています。

酸味が強い品種となっており、酸味が落ち着く1月や2月頃が旬と言えます。

あとがき

これら3つの品種は冬場でも味わえる梨となっています。

梨を食べそびれた方やもっと堪能されたい方におススメな品種となっていますね。

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