秋は沢山の味覚が楽しめる時期でもありますよね。

中でもシャリシャリとした食感と爽やかな甘酸っぱさ、ジューシーでみずみずしい果肉が魅力な梨も秋ならではの味わいですよね。

さて、梨を食べようと皮を剥いて時間が経つと、果肉の色が変色してしまった経験はありませんか。

どうして、梨は時間が経つと変色するのか気になりませんか。

そこで今回は【梨が変色する理由と変色を防ぐ方法を徹底紹介!】についてご紹介致します。

梨が変色する理由は?

教師の画像
梨って皮を剥いてから時間が経つと変色してきますよね。一体これはどんな現象が起こっているのかご存知でしょうか。

これは「酸化」という現象による変色です。

梨にはポリフェノールが含まれており、空気中の酸素と結合すると酸化してしまい茶色く変色してしまうのです。

りんごの皮を剥いても茶色く変色しますが、これもポリフェールが含まれている事で酸化しているのです。

変色した梨は食べても大丈夫?


変色は含まれているポリフェノールが原因となっていますが、やはり気になるのは「食べる事ができるのか?」ですよね。

答えは【食べる事ができます】。

元々、梨に含まれているポリフェノールが酸素に触れた事で起こる現象となっているので、食べても健康被害に繋がる事はありません。

ただ、変色してしまうと苦みや渋みが感じられたり、風味が半減してしまうので、変色前に食べるとよいですね。

梨を変色防止する方法をいくつか紹介

塩水やレモン水

りんごと同じように塩水に浸すと変色を防ぐ事ができます。

レモン水でも変色を防ぐ事はできますが、レモン汁の入れすぎは酸味が強くなってしまうので、注意が必要です。

はちみつ

はちみつでも変色を防ぐ事ができます。はちみつには高い保湿力と粘度がある為、梨の果肉をカバーする役目となります。

そしてはちみつで変色防止を行うと、甘味のアップに繋がります。

梨はどちらかと言えばさっぱりとした甘味が特徴的となっており、「甘くない」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

でもはちみつを使えば甘味のアップにも大きな効果となるので、梨が苦手な方でも美味しく食べる事ができますね。

砂糖水でも酸化防止の効果がある?

ポイント
塩水ではなく「砂糖水でも酸化防止になるの?」と気になる方もいらっしゃいますよね。

砂糖水でも大きな酸化防止効果を得る事ができます。

砂糖水が梨の果肉を酸素からバリアする働きとなり、酸化防止効果となります。

そして塩水よりも砂糖水を使用した方が梨に甘味をプラスしてくれるのでオススメな方法ともなりますね。

ご自宅用は勿論、お客様に梨を提供する時には砂糖水が良いと考えられます。

あとがき

梨が変色してしまう理由はポリフェノールが含まれているからなのですね。

変色した梨は食べても問題はありませんが、美味しさが半減してしまいます。

変色は塩水でも防ぐ事ができますが、はちみつや砂糖水でも防ぐ事ができますので、是非参考にして頂きたいと思います。

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