梨の芯が黒い!芯腐れ病の梨は食べても大丈夫?

秋は味覚の宝庫でもあり、沢山のフルーツの美味しい時期でもあります。

スッキリとした甘酸っぱさとシャリシャリとした食感が楽しめる梨もこの時期ならではの味覚ですよね。

さて、梨を購入された時、芯の部分が黒くなっている事に気付いた事はありますか。

恐らく多くの方が「腐っているのでは?」と思ってしまいますよね。

でもこれは梨の病気が大きな原因となっているのです。

そこで今回は【梨の芯が黒い!芯腐れ病の梨は食べても大丈夫?】についてご紹介致します。

梨の中身が黒い原因は?芯腐れ病の梨の可能性があり!

教師
梨を購入して切ってみると、芯の部分が黒くなっている光景を目にした事はありませんか。

多くの方が「腐っている」と感じてしまいますよね。

しかし、これは腐っているのではなく、「芯腐れ病」という病気によるものなのです。

芯腐れ病は梨農家の方にとっては深刻な問題ともなっている病気です。

この症状は胴枯病菌(どうがれびょうきん)という菌が原因となります。

胴枯病菌に感染すると、枝の部分が枯れ梨の品質にも大きな影響を与えてしまうのです。

しかも、この胴枯病菌の大きな難点は感染しても見た目では判断できない事です。

胴枯病菌に感染していても外観は全く変わらない為、包丁で切ってみて初めて感染を確認する事ができるのです。

その為、梨農家の方にとってはどの梨が感染しているのか?していないのか?の有無ができない病気となっているのです。

食べても大丈夫なの?

芯腐れ病は梨の病気です。

勿体ないと感じてしまう方もいらっしゃいますが、食べずに捨てる事をお勧めします。

スーパーで取り替えてもらえる?

購入したスーパーに「この梨を交換してほしい」と嘆願される方もいらっしゃいますよね。

しかし、スーパーに持っていっても交換してもらう事は難しいと言えます。

芯腐れ病は表面的には全く症状が現れない病気です。

購入して切ってみない事には感染しているのか分からない病気となっています。

その為、スーパーでの交換は非常に難しいと思われます。

他にもある梨の中身が黒い原因は?

ポイント
芯の部分が黒くなっていると芯腐れ病という病気による事が大きくあります。

しかし、芯が黒くなってしまう理由は他にもあるのです。

まず「シンクイムシ」による被害です。

シンクイムシは梨だけでなくりんごなどの果実も被害に遭います。果肉の部分から入り込んで、中身を食べるとそこの部分が黒くなってしまうのです。

芯の部分だけ取り除けば食べる事もできますが、虫が入っている可能性もあるので、捨てる事が良いですね。

また「長期保存による痛み」も原因一つとなります。

やはり旬の物はその時に食べるのがベストと言えますが、大量に頂いたりすると長期保存になってしまいますよね。

長期保存により芯が黒くなったり、果肉全体が黒くなってしまう事があるので、傷んでいる場合には捨てる事をお勧めします。

あとがき

梨の芯が黒くなっている場合には芯腐れ病という病気や虫による被害、長期保存による痛みが原因と考えられます。

もし、芯が黒くなっている場合には勿体ないと感じてしまいますが、食べずに捨てる事をお勧めいたします。

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