グレープフルーツは酸味とほろ苦さが美味しい果物ですが、そのほろ苦さを作り出す成分についてご存知ですか?

グレープフルーツはダイエットや美容、健康維持にお勧めのフルーツとして紹介される事が多いですが、その理由は「ほろ苦さ」が関係しているのです。

現在グレープフルーツを頻繁に食べている方にも、グレープフルーツが気になりつつも頻繁に食べていない方にも必見の「ほろ苦さ」の秘密をご紹介します。

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グレープフルーツは何故苦いの?

教師の画像
グレープフルーツはどうして苦いのでしょうか?グレープフルーツの美味しさでもある苦味を生んでいるのはポリフェノールの一種である「ナリンギン」という成分です。

ポリフェノールは植物に含まれている、渋みや苦味・あくの成分となる物の総称になります。

現在把握されているだけで5,000種類ものポリフェノール全てに「抗酸化作用」効果が有ると言われていて、「抗酸化作用」により「免疫力の低下を防ぐ」や「老化防止」の効果が期待できるのです。

グレープフルーツが持つ苦味にポリフェノール成分「ナリンギン」が含まれているのであれば、日々の生活に上手に取り入れたくなりますね。

苦味成分であるナリンギンは素晴らしい効能がある?

グレープフルーツに苦味に含まれる「ナリンギン」には、他にもいろいろな効果が期待できるんです。

脂肪酸の分解

「ナリンギン」には中性脂肪や血中コレステロールを取り除く効果が期待できます。

花粉症などを緩和

「ナリンギン」は抗アレルギー作用を持つので、アレルギー抑制効果が期待できます。また、花粉症などのアレルギー疾患をお持ちの方の症状軽減も期待できます。

免疫力を高める

「ナリンギン」の持つ、抗酸化作用により免疫力を上げウイルス感染の予防などの効果が期待できます。

食欲を抑える

「ナリンギン」を含むグレープフルーツを食べる事で満腹中枢を刺激し満腹感を感じやすくなり、食欲を抑える効果が期待できます。

ストレス・生活習慣病対策として

「ナリンギン」には、紫外線やストレス・喫煙などで増えすぎた活性酸素の増加を抑える効果が期待できます。

活性酸素は必要なものですが、日々の生活で増えすぎると自分の身体を傷つけ生活習慣病を引き起こすとも言われています。

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グレープフルーツの苦味を抑えるコツってあるの?

考える女性
グレープフルーツが持つ苦み成分「ナリンギン」に体に良い効果が有ると聞いても、「どうしても苦味がダメで食べられない」なんて方もいますよね?

いくら体に良いとわかっていても、苦手な食べ物を続けて食べるのは嫌になってしまいます。

そんな方にお勧めしたいのは、加熱する方法で、マーマレードの用にグレープフルーツの皮を使いジャムを作ったり、ピールを作るのはいかがでしょうか?

苦味の残るジャムでも、トーストやヨーグルトと合わせる事で食べやすくなります。他にも、グレープフルーツのジャムを使ってお肉で煮物を作るのもお勧めです。

ただ、どうしても加熱した果物が苦手な方もいますよね。そんな方はグレープフルーツの苦味の元になる「薄皮」を取り除いて砂糖やハチミツをかけて食べてみましょう!

薄皮を取り除くことで「ナリンギン」の量は減ってしまいますが、無理なく美味しく食べられるほうが長い目で見ると効果を期待できます。

まとめ

いかがでしたか?グレープフルーツの苦味が持つ効果についてご紹介しました。

グレープフルーツの特徴であるほろ苦さの元である「ナリンギン」には、生活習慣病の予防・アンチエイジング・ダイエット効果・花粉症対策などの沢山の素晴らしい効果が期待できることが分かりましたね。

今までもグレープフルーツを食べてきた方はもちろんですが、「ほろ苦さ」が苦手でグレープフルーツを避けていた方もこれを機会に「ナリンギン」を美味しく取り入れてみませんか?

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