サマービュートというすももはどういう特徴があるの？

日本国内では数多くのすももが栽培されており、夏の時期ともなると甘酸っぱさを求める方で賑わいを魅せています。

すももにもあらゆる品種があり、異なる魅力を秘めています。

そんなすももの中でも「サマービュート」という品種があり、高い人気を誇っています。

サマービュートの魅力についてご紹介します。

サマービュートは「ソルダム」と「ブラックビュート」の交配によって山梨県果樹試験場で誕生した山梨県のオリジナルブランドとなっています。

2001年に登録出願され、2005年に品種登録された品種となっています。

山梨県はすももの栽培が全国的に観ても盛んなエリアとなっています。

そんな山梨県ではより多くの方から人気高まり、山梨県のすももの魅力を発信させるべく新品種の開発が盛んに行われていました。

特に大玉で食味も良く、栽培性に優れたすももの開発を念頭に開発が行われてきました。

その中で誕生した品種がサマービュートとなっているのです。

このサマービュートと同じ時期に山梨県果樹試験場で誕生した品種にはサマーエンジェルもあり、サマービュートと肩を並べる人気の品種となっています。

サマービュートは大玉な大きさが特徴的なすももです。

一般的に食されているすももの多くは60g～80g程となっていますが、サマービュートは170g程と倍近い大きさがと特徴的となっています。

そしてすももと言えば甘味よりも酸味が強いフルーツとなっている事で、すももを懸念されてしまう方も多くいらっしゃいます。

そんな従来の「酸っぱさ」を感じさせないのがサマービュートとも言えるのです。

サマービュートは糖度がなんと18度にもなる程の甘さを秘めた品種なのです。

そんな糖度の高さながら酸味もしっかりと感じる事が出来、美味しい甘酸っぱさを堪能出来る品種ともなっています。

その為、後味さっぱりで幾らでも食べれちゃう程の味わいとなっています。

サマービュートは丸形で真っ赤な色合いの外皮、そして果肉は濃厚なクリーム色。

糖度が高いと果肉が柔らかい傾向がありますが、サマービュートは程良い硬さがある事でかぶり付くとプリプリとした食感も楽しめちゃいます。

また結実生に優れた品種ともなっており、農家さんにとっても栽培しやすい品種ともなっています。

サマービュートは山梨県果樹試験場で誕生した品種となっており、山梨県内で栽培が行われています。

山梨県のオリジナル品種として栽培が進められている品種となっている事で山梨県のみの栽培となっています。

そんなサマービュートは7月中旬～8月中旬頃が収穫時期となっており、もっとも美味しい旬は7月下旬頃となっています。

甘味が強いながらもしっかりと酸味を持っている事で、すもも本来の甘酸っぱさを堪能出来る時期となっています。

山梨県が誇るサマービュートは高い糖度を持ちながらも、すももの魅力ともいえる酸味もしっかりと味わえる品種として人気が高まっています。

溢れ出すジューシーな旨味はサマービュートでしか味わえない魅力とも言えます。

数多くあるすももの中でも、1度は味わって欲しいすももがサマービュートです。