輪切りにしたキウイは可愛らしい見た目で料理を華やかにしてくれます。酸味と甘みのバランスがちょうど良い爽やかなフルーツです。

キウイがスイーツにトッピングしてあったり、お弁当に入っていると嬉しくなる方は多いでしょう。

しかし、一方でキウイが嫌い、キウイが苦手という方も多いのです。

キウイ嫌いの方は、キウイのどんなところが苦手なのでしょうか。さらにキウイ嫌いを克服するためのレシピも紹介したいと思います。

キウイが嫌いな人は何が苦手なの?

酸っぱい

キウイが嫌いな方の多くは「酸っぱい」ところが苦手です。

キウイはメロンやバナナのように収穫した後に熟していく「追熟」をする果物です。

そのため、お店で買ったばかりのキウイはまだ追熟されておらず酸っぱいことがよくあります。

そのようなキウイを食べてキウイ=酸っぱい、美味しくない、と苦手意識を持ってしまうケースが多いです。

買った時に酸っぱいキウイでも時間をかけて追熟されると甘いキウイになることもあります。

食べごろになってからキウイを食べるようにすれば、苦手意識がなくなっていくかもしれません。

固い

追熟していないキウイは酸っぱいだけでなく固いです。ゴリゴリした食感のキウイは美味しくありません。

キウイを片手で軽く握ってみて、柔らかいと感じれば食べごろです。

食べごろの柔らかいキウイなら、キウイ嫌いの方でも美味しく食べれるかもしれません。

喉がイガイガする

キウイが苦手な理由は、キウイを食べると喉がイガイガするからという意見もあります。

このキウイのイガイガには原因となる成分があるのです。それはタンパク質分解酵素であるアクチニジンというキウイ特有の酵素です。

人間の舌や喉はタンパク質でコーディングされているのですが、キウイを食べることでこのタンパク質が分解されてしまい、何にも保護されていないむきだし状態になるのです。

だから少しの刺激にもイガイガとして刺激を感じるようになるのです。

それによって、喉が刺激に敏感になりイガイガするといった感覚を受けやすくなります。

舌がピリピリする

キウイを食べると舌がピリピリするから嫌いをいう方もいます。

キウイを食べて舌がピリピリする原因も、タンパク質分解酵素であるアクチニジンです。

舌を覆っているタンパク質を分解してしまうことで、舌が刺激を受けやすくなりピリピリするのです。

キウイ嫌いな人に克服方法はあるの?


グリーンキウイが嫌いな人はゴールデンキウイを試してみると良いかもしれません。

キウイが嫌いな理由は「酸っぱい」「固い」「喉がイガイガする」「舌がピリピリする」というものでした。

この苦手要素を克服したい方は、一般的なグリーンキウイではなくゴールデンキウイを試してみるという方法があります。

ゴールデンキウイはグリーンキウイに比べて柔らかく甘みが強いです。

さらにイガイガやピリピリの原因となるアクチニジンの量も少ないのが特徴となっています。

グリーンキウイは嫌いでもゴールデンキウイなら好きになれるかもしれません。

苦手なキウイを食べやすくするレシピはないの?

考える女性

キウイジャム

最後に、苦手なキウイを食べやすくするレシピをご紹介したいと思います。

キウイはフレッシュな状態で食べる果物というイメージが強いですが、実はコトコト煮込んでジャムにするのもおすすめです。

ジャムにすることでキウイの固さや酸味がおさえられるので、キウイ嫌いの方でも抵抗なく食べることができるでしょう。

ヨーグルトのトッピングやトーストのジャムなど様々なアレンジ方法を楽しめます。

キウイサラダ

キウイはいちごやメロンなどと一緒にフルーツサラダにすることが多いです。しかし、甘いフルーツと一緒に食べるとキウイの酸っぱさが際立ってしまいます。

そこでおすすめなのが、グリーンサラダにキウイをトッピングするキウイサラダです。生ハムやベーコンと一緒にパワーサラダにするのがおすすめです。

フルーツとしてではなく、野菜のように食べると苦手意識を感じずに食べれるかもしれません。

まとめ

美味しいフルーツであるキウイですが、酸味や固さが苦手な方も多い果物です。

食べると喉がイガイガしたり、舌がピリピリして嫌という方もいるでしょう。

そんな方は、甘くて柔らかいゴールデンキウイを試してみるのがおすすめ。さらにジャムやグリーンサラダにしてみると、苦手意識が少なくなるかもしれません。

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