キウイと言えば表面に産毛があり、切ると緑色をしているフルーツですが、中身が赤いキウイが存在するのをご存知でしょうか。

はじめて見た方は今までにないキウイの色に驚くと思います。そして食べるととても美味しくてさらに驚くでしょう。

今回は赤いキウイ「レインボーレッド」の魅力に迫ってみたいと思います。

キウイの中身が赤い!これって食べられるの?

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キウイを切ってみて中身が赤い色をしていたら「腐ってしまったのでは…」と思うかもしれませんが、キウイが腐って赤くなることはほとんどありません。

もし中身が赤いキウイがあったら、臭いを嗅いでみましょう。

異臭がしたり、ぶよぶよしてぬめりがある場合には、腐っている可能性があります。その場合には勿体ないですが食べずに捨ててしまいましょう。

でも、もしそのような異常がなければ腐っているのではなく「レインボーレッド」という新しい品種のキウイなのです。

レインボーレッドというキウイ中身が赤くてとても美味しい?

レイボーレッドとは?

レインボーレッドとは静岡県富士市の小林利夫氏が中国から導入したいくつかの品種から発見した新しいキウイの品種です。

静岡県、福岡県が主な産地で、9月下旬~10月中旬が収穫時期となっています。

普通のキウイよりもひとまわり小さく、100グラムほどの重さです。

外側は普通のキウイのように緑色をしていますが、産毛がなくてツルツルしているのが特徴。果肉の色は外側から黄緑色、赤色、白色となっています。

まさに虹のようにカラフルな色をしているキウイなのです。

そのまま食べるのはもちろん、タルトやゼリーのトッピングにも最適なおしゃれフルーツです。ホームパーティなどにもぴったりでしょう。

どんな味の特徴があるの?

赤い色のキウイを見ると、酸っぱそうと感じる方もいますが、食べてみると驚くほど甘いです。

普通のキウイのようなえぐ味や酸味がなく食べやすいので、キウイが苦手な方でも美味しく食べることができるでしょう。

普通のグリーンキウイの糖度は13度~14度なのですが、レインボーレッドの糖度は15度から19度もあります。とても甘みのあるキウイであることがわかります。

トロリととろけてジューシーさがあるのも特徴です。

キウイではなく、りんごやいちじくのような味がするという方もいます。

希少種なの?

とても甘くて美味しいキウイであるレインボーレッドですが、あまり近所のスーパーなどで見かけることはありません。

実はレインボーレッドは希少種なのです。栽培している地域が少ないため流通する量はまだまだ少ない状況となっています。

さらに、収穫時期も9月下旬~10月中旬と短く、すぐに熟して食べごろになってしまうため長期貯蔵もできません。

もしスーパーで見かけることがあったら、その機会を逃さずに買ってみましょう。

値段は?どこで買える?

レインボーレッドは希少種のキウイということで、普通のキウイよりもお値段は高めです。

値段は30~36個の場合だと1個150円前後、12個の場合だと200円前後が相場となっています。

最近は少しずつスーパーでも販売されるようになっていますが、基本的には通販で購入することになります。

しかも、1年中買えるわけではなく旬の時期限定となります。事前にネット予約をしておいて、10月上旬~下旬に発送される流れが多いです。

お中元やお歳暮に送ることはできないので注意してくださいね。

まとめ

今回は中身が赤い話題のキウイ「レインボーレッド」のご紹介をしてきました。

キウイと言えは緑色か、黄色いゴールデンキウイが知られていますが、これからは赤いキウイも定番キウイとなるかもしれません。

特徴は虹のようにカラフルなビジュアルと、酸っぱくなく甘みが強い美味しさにあります。

もしスーパーで見かけることがありましたが、ぜひ食べてみてください。またネット購入して、大切な人への贈り物にもぴったりでしょう。

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