杏(あんず)は果物のイメージが強く、ジャムやシロップ漬け・ドライフルーツや洋菓子の原料として使われるイメージが多いですが、地域によっては「梅干し」のように加工して食べる地域もあるようです。

今回は、梅干しならぬあんず干しについてご紹介しようと思います。

あんずは梅干しにできるって本当?


あんず干しって聞いてもどんな味になるのかイメージが思いつきませんが、実は杏(あんず)と梅は「原産地:中国」、「バラ科アンズ属」と共通点が多く、見た目では区別が付きにくいくらい似ているんです。

この共通点をきくと「あんず干し...美味しいかも」なんて思いませんか?

そんな、あんず干しですが青森県南部町で交配されて生まれた「八助」というあんずの品種は地元では「うめ」と呼ばれるほど梅に似ているそうです。

あんず「八助」は、「あんず干し」として加工されることが多く味も梅干しと似ているそうです。

また、海外に住む日本人にとっては日本の梅干しが手に入らない代わりに杏(あんず)を使って自家製「あんず干し」を作って楽しむ方が多くいるようです。

味の違いは?


梅干しならぬあんず干し、見た目同様に味も似ているんでしょうか?

見た目は香りは「これは梅干し」といった仕上がりになるようですが、酸味が無いので少し物足りなさもあるようです。

その為「クエン酸」などを使い、酸味を追加してあげることで「あんず干し = 梅干し」に仕上がります。

大きさはあんずのほうが大きいから食べにくいかも


杏(あんず)を使った「あんず干し」は、梅干しと比べるとサイズが大きいので食べ応えがある反面、食べにくさを感じるかもしれません。

子供さん用には、ほぐした状態にしてあげると食べやすいかもしれませんね。

梅干しよりは保存が効かない

ポイント
杏(あんず)は梅と比べて水分量が多く、塩分も少ないため「梅干し」より「あんず干し」の方が日持ちしません。

「あんず干し」を日持ちさせたい方は、塩分を強めたり、水分をしっかりと抜く等の工夫が必要になります。

あんず干し(あんず漬け)の簡単な作り方は?

では、梅干しならぬ「あんず干し」のレシピをご紹介します。

材料

あんず(完熟になる前の、少し硬さが残っているものがお勧めです)

粗塩(梅の15%~20%の量)

お酒(焼酎、ホワイトリカー、海外で手に入らないときはウオッカ等の高濃度のアルコールがお勧めです)

赤紫蘇(手に入るなら)

クエン酸(酸味がほしい時)

作り方

1.あんずを洗い、乾いたらお酒で拭いて殺菌する(腐敗防止)。※あんず漬けを入れる容器もお酒で拭いて殺菌して下さい。
    
2.容器に、塩・あんず・塩・あんずと入れる(酸味代わりとして、クエン酸を足すと梅干しに近くなります)。

3.最後にお酒を振りいれて、上に重石を置いて放置する。※水が上がってきたら、重石は軽くしましょう。
    
4.赤紫蘇を洗い、塩もみして灰汁抜きをし水気を絞って水が上がってきた梅の上に乗せます。

5.1ヶ月程度たったら、上がった水分をザルでこしてあんずを日光にあてて干します(何度かひっくり返して全体に日を当てましょう)。※ザルでこした水分は「梅酢」として活用できます!
    
6.日干ししたあんずをお酒で殺菌した容器にいれて出来上がりです。

もし、杏(あんず)がたくさん手に入ったときや、海外に住んでいて梅が手に入らないとき、「あんず漬け」に興味がある方は「あんず漬け」に挑戦してみるのは如何でしょうか?

まとめ

今回は、あんずを使った梅干し「あんず干し」についてご紹介しました。

梅が手に入りにくい海外で日本の梅干しを思い出させてくれる「あんず干し」、梅干しと味比べしてみたくなりませんか?

杏が手に入る次期になったら、ぜひお試しください。

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