皆さん、「ちよひめ」という品種の桃をご存知ですか?

ちよひめは収穫時期が他の桃に比べて早く、市場に出回るのが早いことで有名です。今回はこの「ちよひめ」についてご紹介します。

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ちよひめとは?

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まずはちよひめがどういう風に生まれたのか、ほかの桃とはどう違うのかについてご紹介します。

どういう風にちよひめは生まれたの?

ちよひめは「高陽白桃」と「さおとめ」という品種を交配させ、その中から選び抜かれたものを育成してできた品種です。

これは1973年に農林水産省果樹試験場にて行われました。そして15年経った1988年に正式に品種登録が行われました。

ほかの桃との違いは?

ちよひめは極早生種と呼ばれ、熟期が早く、収穫までの期間が短いことで有名です。

満開から72~73日ほどで収穫可能となるのは、ほかの桃に比べてものすごく早いです。この特性のため最近では施設栽培にも取り入れられるようになりました。

ちよひめという桃の味の特徴は?


ちよひめは「高陽白桃」と「さおとめ」の子供であり、収穫までの期間が短い極早生種ということでした。

では見た目や味、食感はどうなのでしょうか。早く収穫されるから小さくておいしくなさそうな桃を想像するかもしれませんがどうでしょうか。ご紹介します。

見た目はどうなの?

果実の重さは育成当初は160gと小さいものが一般的でした。しかし近年育成が進み、200g以上のものも栽培されるようになりました。

また、果皮の地色は白色をしており、着色が濃く、少しだけまだらになっているものが多くあります。果肉は白く、少しだけ紅く色づいています。

味はどうなの?

果汁が多く含まれているのでジューシーな味わいです。酸味は弱いですが、甘みもそこまで強くないため他の桃に比べて美味しくないかもしれません。

しかしながら早い時期に出回る他の品種に比べるとかなりおいしいほうです。

食感はどうなの?

果肉が締まっているため、食べ応えがあります。その分みずみずしくジューシーなので食べにくくはなく、おいしいです。

ちよひめの旬の時期は?どこで主に栽培されているの?


ちよひめはみずみずしくジューシーな味わいであることがお分かりいただけたかと思います。

ではちよひめの旬の時期や栽培されている場所はどこなのでしょうか。ご紹介します。

旬の時期は?

ちよひめは前述の通り施設栽培が行なわれているので、桃の中で最も早く市場に出回り始めます。

早いもので5月の下旬ごろから収穫が始まりますが、一番おいしく食べられる時期は6月の中旬から7月の初旬頃となります。

どこで栽培されているの?

全国のちよひめの栽培面積はおよそ94haで、このうち60%以上を山梨県が栽培しています。

また他にも、熊本県や愛知県など比較的温暖な地域での栽培が活発に行われています。

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ちよひめのおいしい食べ方や見分け方は?

ポイント
ちよひめは旬が6月の中旬から7月の初旬ととても早いということでした。

では最後に惜しいちよひめの見分け方と、食べ方についてご紹介します。

おいしいちよひめを見分けるには?

買うときはなるべく色が濃く鮮やかなものを選ぶことをお勧めします。

また、左右対称になってバランスが良く、表面がしっとりとしていて傷のないものを選ぶと良いでしょう。また産毛が多く生えているのもおいしい証拠です。

おいしい食べ方は?

食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れておいて冷やしておくと、身が引き締まりおいしくなります。

ただし冷やしすぎると風味が落ちますのでご注意ください。また、ちよひめの皮は比較的剥きやすく、湯剥きすることができます。

まとめ

今回はちよひめについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

ちよひめは最も早く市場に出回る桃ですので早く桃を味わいたい場合はちよひめですね。

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