木々の葉っぱが色付き始める季節は沢山のフルーツが旬を迎えますね。
リンゴや梨、柿やぶどうとどれも美味しさが凝縮されていますが、「いちじく」の存在も忘れてはいけません。
ねっとりとした甘味と濃厚な味わいは一度食べたら病みつきになってしまい、ついつい食べ過ぎてしまういちじくですが、栄養が沢山含まれているのです。
「それならもっと食べよう」と思ってしまいますが、いちじくは食べ過ぎると下痢になる可能性があるのです。
どうしていちじくの食べ過ぎは下痢になるのか解らない方も多いハズ。
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目次
いちじくの栄養と期待できる効能は?
いちじくは甘みと芳醇な香りが堪らない果物ですが、栄養が豊富なフルーツだということはご存知でしょうか?
ペクチン
ペクチンは水溶性の食物繊維です。
ペクチンを摂取すると腸内環境の働きが促進され、便秘解消やダイエット効果、代謝アップが期待できます。
また排便が促進される事で、毒素や老廃物も一緒に排出されるのでアンチエイジング効果抜群の成分となっています。
アントシアニン・ザクロエラグ酸
アントシアニンはブルーベリー等に多く含まれているポリフェノールの一種ですが、いちじくにもたっぷりと含まれています。
アントシアニンはシワやシミ、くすみの原因となるメラニン色素が作り出される働きの抑制効果に高価があり、美肌作りに大きな期待ができる成分です。
さらにアントシアニンには血液をサラサラにする働きがあるので、体内細胞の働きを活性化し、病気の発生やケガの予防効果にも繫がります。
カルシウム
いちじくはカルシウムが豊富なフルーツです。
カルシウムは骨や毛髪、肌細胞の形成に欠かせない成分なので、不足すると老化の促進やケガに繋がります。
ビタミンB群
ビタミンB群には粘膜を作り出す働きがあります。
口や鼻、目には沢山の粘膜がありますが、粘膜量が少なかったり弱い状態にあると細菌が侵入しやすくなってしまいます。
細菌の侵入は花粉症や風、インフルエンザ発症の原因にも繋がります。
ビタミンB群の摂取は粘膜力の維持と粘膜量アップに大きな効果を齎してくれるのです。
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いちじくを食べ過ぎると起こりうる弊害とは?

太る?
いちじく100gあたりで54cal、皮を除いた箇所部だけでおよそ70gだとすると1個で40calと言えます。
カロリー数だけで見ると「高カロリー」とは感じませんが、いちじくはとても甘味のあるフルーツですよね。
下痢になる
いちじくには水溶性の食物繊維「ペクチン」が豊富に含まれています。
嘔吐や胃痛の可能性も?
いちじくの食べ過ぎは嘔吐や胃痛の可能性もあります。
いちじくには「灰汁」であるベストアルデヒドが含まれていますが、未熟状態だと含有量が多く、完熟状態だと少なくなっています。
しかし、完熟のいちじくであっても食べ過ぎはベストアルデヒドを多く摂取する事となり嘔吐や胃痛の原因となります。
1日にどれぐらい食べるのが適量なの?
結局の所いちじくの摂取量がどの位が適量なのかが気になりますよね。
まとめ
いちじくは健康にも美容にも優れた栄養が沢山含まれていますが、食べ過ぎはさまざまな弊害の原因となりますので、食べ過ぎにはご注意を。
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