世界中では多くのフルーツが食されています。

産毛が生えた皮と緑色や黄金色に輝く果肉が魅力的なキウイも日本を始め多くの国や地域で親しまれています。

さて、キウイにもさまざまな品種がある事をご存知でしょうか。

キウイには「アップルキウイ」という品種があり、人気を博しています。

今回は【アップルキウイという品種の味や特徴とは?】

についてご紹介します。

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アップルキウイというキウイとは?


アップルキウイはキウイの原産地とも言われている中国が原産の品種です。

「センセーションアップル」や「魁蜜」という呼ばれ方もされていますが、リンゴのような形をしている事で「アップルキウイ」と名づけられています。

キウイと言えば、皮の産毛が特徴的ですよね。

しかし、アップルキウイは産毛が無い品種となっており、皮が比較的剝き易くなっています。

また、一般的にキウイの重量は100g程となっていますが、アップルキウイは1個150g程とやや大きめのサイズで食べ応え十分。

食べた時にどういう特徴があるの?

教師の画像
アップルキウイは一般的に流通されているヘイワードと比較すると、酸味が抑えられた品種です。

甘みもしっかりと堪能でき、糖度は16度以上と高めとなっています。

キウイが苦手な方の多くが、酸味の強い時期や品種を食べた事で「酸っぱい」と感じる事で苦手になってしまうのです。

しかし、アップルキウイは甘味があり酸味が抑えられている事で、キウイの酸っぱさが苦手な方でも味わえる品種です。

ただ生産者が少ない為、流通数も少なくスーパー等でもあまり見かける事ができない品種です。

アップルキウイは完熟状態になると、より甘味を堪能する事ができますが、未熟だと酸味が残ってしまいます。

果肉の色合いが緑色から黄色に変化すると完熟状態のサインとなるので、食べ頃を見分けるポイントともなります。

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旬の時期は?主にどこで生産されているの?

考える女性
アップルキウイは主に静岡県で栽培されていますが、群馬県や和歌山県と各地で栽培が行われています。

そんなアップルキウイは10月中旬頃から流通されています。

アップルキウイはゼリーに最適

ポイント
キウイはアクチニジンというたんぱく質分解酵素が含まれています。

この酵素はたんぱく質同士を決着させない成分となっています。

その為、キウイでゼリーを作ろうとしても、動物性タンパク質であるゼラチンと決着しないので、固まる事ができません。

しかし、アップルキウイはこのたんぱく質分解酵素がほとんど含まれていない品種です。

つまり、一般的に流通されているヘイワード等ではゼリーは作る事ができなくても、アップルキウイではゼリーを作る事ができるのです。

アップルキウイを手に入れたら、是非キウイゼリーを作ってみては如何でしょうか。

あとがき

りんごのような形をしているアップルキウイ。

大きめのサイズの中には三ウイの甘味が凝縮された果汁がたっぷりと詰まっており、キウイ嫌いの方でも美味しく食べる事ができます。

市場ではほとんど流通されていない品種となっているので、入手できたら生食とゼリーの両方で味わってみては如何でしょうか。

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