冬の時期になるとみかんを食べる機会が多くなりますよね。

コタツに入って食べるみかんは幸せなひとときを与えてくれますよね。

さて、普段から何気なく食べているみかんにも多くの品種がある事をご存知でしょうか。

みかんの中には「田口早生」という品種もあり、高い人気を博しています。

今回は【田口早生という温州みかんの旬とは?】【田口早生の味や特徴とは?】についてご紹介致します。

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田口早生とはどんな温州みかん?


田口早生は和歌山県有田郡吉備町に「興津早生」の枝変わり品種として発見され、1995年に品種登録された品種です。

「田口早生」という名前は発見者である田口耕作氏の名前から名付けられています。

樹勢は興津早生よりも強く、地が深い畑よりも耕土の浅い場所が栽培し易い環境となっています。

また樹姿は興津早生の枝変わりとなっている事で、非常に似ていますが、興津早生よりも葉が大きい事や長い特徴があり見分けるポイントとなります。

浮皮の発生がほとんど無い品種とされており、高温になり易い環境でも安定した栽培が行える品種です。

田口早生は1本で結実できる自家結実性となっています。

豊作性や耐寒性に優れている事で、園芸を趣味とされている方から高い人気があります。

また比較的栽培し易い品種となっている事で、初心者にもお勧めな品種です。

減酸が早い品種となっている事で、甘味を存分に楽しめる品種となっています。

田口早生はみかんの中でも高い糖度を誇っている品種です。

生食だとみかん本来の味わいを楽しむ事ができますが、ジュースや加工品にすると異なる甘酸っぱさを堪能できます。

田口早生の味や形などの特徴はどんな感じ?

教師の画像
田口早生は1個の重量が120~130g程と大きめのサイズとなっており、食べ応え十分な品種です。

外皮の色合いは橙色で、果肉も鮮やかな橙色となっています。

果汁がたっぷりと詰まっており、頬張るとジューシーな果汁が溢れ出てきます。

糖度は12~13度と甘さを十分に楽しむ事ができ、酸味もしっかりと含まれています。

酸味は僅かとなっている事でみかんの酸っぱさが苦手という方から高い人気がありますが、みかん本来の甘酸っぱさが好きな方にとっては物足りなさを感じる事もあります。

丸形で外皮は柔らかく、手で簡単に剥く事ができます。

また果肉を包んでいる皮(じょうのう)は薄めとなっており、果肉と一緒に味わう事ができます。

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いつぐらいに出回るの?どこ産のものが多い?

考える女性
田口早生は和歌山県有田群で発見された品種となっており、和歌山県が主な産地となっています。

和歌山県以外では北関東から九州地方まで幅広く栽培が行われています。

11月上旬~中旬が収穫時期となっており、甘酸っぱさが凝縮された田口早生を楽しむ事ができます。

あとがき

興津早生の枝変わり品種として注目を浴びている田口早生。

甘みが強く酸味が抑えられている事で、子供からも大人気です。

フレッシュな果汁もたっぷりと詰まっており、おもいっきりかぶり付いて味わって欲しいみかんですね。

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