おやつやデザート、来客時のもてなしとさまざまなシーンでみかんが食されていますよね。
そんなみかんにもさまざまな品種がある事をご存知でしょうか。
みかんには「上野早生」という品種もあり人気を博しています。
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上野早生とはどんな温州みかん?
上野早生は佐賀県東松浦群の上野寿彦氏によって1942年に発見された品種です。
上野氏は35本の宮川早生を食材したところ、1970年にこの内の1本の主枝の先端が宮川早生とは異なる着色の早い実を見つけたのです。
この実を結実させた枝をさらに翌年も植栽し、研究し続けた結果、宮川早生の枝変わり品種という事を発見し、1985年に品種登録された品種です。
「上野早生」という名前は発見者である上野氏から名付けられています。
早生種の中でも樹勢が強い特徴があり、宮川早生の枝変わり品種と餡っている事で、樹木の外観がとても似ています。
結実性に優れている事で豊作性が良い面がみかん農家から高い評価とされています。
上野早生の味や形などの特徴はどんな感じ?
上野早生は糖度が比較的高く甘みを楽しめる品種となっています。
上野早生の糖度は14度まで上がる事もあり、みかんの中でも糖度が高い品種と言えます。
酸味も僅かながらしっかりと含まれており、みかんらしい甘酸っぱさを味わう事ができます。
1個の重量が100~140gと大ぶりなサイズとなる事もあり、ボリュームさも魅力の一つとなっています。
外皮は鮮やかな橙色で、果肉も緻密で鮮やかな色合いとなっています。
形は宮川早生よりも扁平で粒ぞろいが良いのが特徴的です。
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いつぐらいに出回るの?どこ産のものが多い?
上野早生は佐賀県で発見された品種となっている事で、佐賀県が主な産地とされています。
北関東から九州地方といった比較的暖かいエリアで栽培が行われています。
上野早生は10月上旬~中旬頃が収穫時期とされており、僅かな時期しか味わう事ができない品種とされています。
熟期がこの僅かな時期とされていながらも、11月頃に収獲された上野早生は味ぼけもなく味わう事ができます。
上野早生は環境条件や土壌条件に左右される事なく栽培できる品種となっています。
その為、園芸を趣味されている方でも比較的育成しやすい品種となっており、鑑賞用としても重宝されています。
ま
あとがき
上野早生は宮川早生の枝変わり品種として、多くの方から親しまれています。
甘みを存分に楽しめるとして、生食だけでなく加工品としてもお勧めです。
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