すもも(プラム)
日本では数多くのフルーツが食文化の一つとして親しまれています。

ほのかな甘みと爽やかな酸味が魅力的な「すもも」も多くの方から食されています。

でもすももと見分けが付かない「プラム」や「プルーン」もあり、「何が違うの?」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

そんなすもも、プラム、プルーンについてご紹介します。

Sponsored Link

プラムとは?

黒板
プラムは西洋すももとなっており、日本でもなじみのあるフルーツです。

甘味もありながら強い酸味もあり、爽やかな香が魅力的となっています。

「プラム」と呼ばれる物を食べた経験や機会は誰にでも多くあると思われます。

しかし、プラムとは数多くあるすももの種類やプルーンの種類の総称ともなっており、すももやプルーンの全てがプラムと呼ばれているのです。

スモモとは?

すもも(プラム)
スモモはバラ科サクラ属の果実となっており、酸味の強さが特徴的となっています。

6月下旬~8月中旬頃に収穫する事が出来、「大石早生」、「ソルダム」、「サンタローザ」といった品種があります。

スモモというと、酸味が強い事であまり好みでない方もいらっしゃると思われますが、近年のスモモは品種改良された物も多く、酸味だけでなく甘味も堪能出来るとしてスモモファンが増加しているのです。

ことわざで「スモモも桃も桃のうち」とありますが、桃はバラ科モモ属となっている事で、スモモとは全く異なる品種なのです。

桃に似た形と言う事で、酸っぱい桃からスモモと名付けられました。

スモモには日本スモモや西洋スモモ、アメリカスモモとあらゆるスモモがあるのです。

スモモは耐寒性がある上、高温乾燥にも耐えられる性質があり、日本の気候がスモモの生育環境にピッタリな事で、日本では栽培しやすいフルーツの一つともなっています。

スモモは全国各地で栽培が行われていますが、山梨県が国内割合でトップシェアともなっています。

生食は勿論、ジャムやコンポート、シロップ漬け等の加工品としても重宝されています。

Sponsored Link

プルーンとは?

すもも(プラム)
プルーンは日本でもよく食される機会が多い西洋すももがプラムとなっています。

スモモは赤色の外皮で丸みを帯びた形が特徴的ですが、プルーンは赤紫色の外皮で楕円形の形となっています。

スモモとプルーンは全く別の種類と思っている方もいらっしゃいますが、プルーンの和名がスモモとなっているのです。

西洋すもも品種の一つでもある乾果用の品種「ドメスチカスモモ」がプルーンと呼ばれています。

しかし日本においては乾果用の品種全般がプルーンと呼ばれているのです。

日本で栽培されているプルーンの多くが乾燥用ではなく、生食用となる傾向があります。

簡単に3つを説明するとこうなります!

ポイント
スモモとプラムとプルーンは全般的に観ると同じフルーツとなっています。

でも呼ばれ方が異なるこれら3つのフルーツを簡単に説明するとこのようになる傾向があります。

まずスモモは日本スモモで日本で栽培された物。

プラムは西洋スモモで輸入されたスモモ。

そしてプルーンは乾燥された状態のスモモやプラム。

日本においてはこのように認識すると解りやすいですね。

あとがき

スモモとプラムとプルーン。

実は呼び方は違えど同じフルーツとなっているのです。

でも全てを総称するとプラムと呼ばれているので、使い分けをせずプラムで統一しても良さそうですね。

▶ プラムの皮は栄養があって食べられる?それとも毒だったりする?

Sponsored Link