なぜスイカに塩をふると甘いの？どういう効果があるの？

暑い夏の時期になると無性に食べたくなるのがスイカ。

ジューシーさとさっぱりとした甘さ、そしてシャキシャキとした食感が夏にピッタリとなっていますよね。

そんなスイカをそのまま食べる方が多いと思われますが、塩を振りかけて食べる方もいらっしゃいますよね。

でも塩をふりかけると普通は「しょっぱくなる」のですが、スイカに至っては「甘くなる」のですから不思議ですよね。

そんなスイカに塩をふる事で甘くなるメカニズムをご紹介します。

スイカに塩をふると甘くなる事は塩をふって食べない方でも知っている情報ですよね。

でもなんでしょっぱくなるハズの塩で甘味を感じる事が出来るのかと言えば「味の対比効果」という現象によるものです。

「味の対比効果」とは2種類以上の異なる味が混ざることで、どちらかの味が強まる現象を指します。

舌には味覚を感じる為の多くの神経が存在しています。

ほんのちょっとの塩でさえも敏感な神経のある舌はそのしょっぱさを感じる事で、スイカの甘さが引き立ち、塩をふりかけても甘さを感じる事が出来るのです。

しかしこの味の対比効果で重要なのがしょっぱさや甘さのバランスです。

塩を多くふりかけてしまうとしょっぱさだけが舌に反応してしまい、甘味を感じる事が出来なくなってしまいます。

つまりスイカにふりかける塩も適量にする事で甘さを感じる事が出来るのです。

あまり甘味を感じられないスイカだからといって塩を多くふりかけては塩分過多になってしまいます。

塩分過多は女性の悩みでもある浮腫みの原因だけでなく、高血圧や脳卒中、不整脈や腎臓疾患といった症状や病状の原因ともなってしまいます。

その為、スイカ自体に甘味が無いからと言って塩をふりかけ過ぎると塩分過多となり、健康被害に繋がる恐れがあります。

スイカを食べる際の塩は適量を守る事で、美味しさだけでなく健康維持も行う事が出来るのです。

スイカに塩をふりかけると甘味を感じる事が出来、美味しく食べる事が出来ると昔から言われています。

そんなスイカに塩ではなく他の調味料を掛けても美味しくなるの？なんて思っちゃいますよね。

まず七味唐辛子です。

七味唐辛子を掛ける事で辛味がマイルドになり、美味しく味わう事が出来るのです。

また醤油も意外と美味しく味わう事が出来ます。

また女性人気となっているのが黒酢。

健康面は勿論、さっぱりとしたスイカとの相性抜群でより、甘味を感じる事が出来美味しさが引き立ちます。

さらにチーズも絶品。

チーズの塩気とスイカの甘さの相乗効果は見た目からは想像できない味わいとなります。

そして意外にもレモン汁もスイカにぴったりなのです。

スイカの甘さとレモンの酸味がマッチし、フルーティーな味わいが魅力的となるのです。

スイカに塩をかけると甘く感じるのは「味の対比効果」という現象によるものなのです。

しかも塩だけでなく他の調味料を掛ける事でもスイカを美味しく味わう事が出来ちゃうのです。

ただ塩分の強いものは塩分過多になる恐れもあるので、適量を使用する事が大切です。