びわ
初夏の訪れと共にスーパーの成果コーナーで見かける事が出来る果物と言えばびわですよね。

オレンジ色の美しさと甘酸っぱさ、そして爽やかな香が多くの方を虜とさせています。

そんなびわはあらゆるエリアで栽培されていますが、びわの産地と言えば千葉県や長崎県をイメージされるかと思われます。

そんなびわの産地についてご紹介します。

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各県ごとのびわの収穫量は?

教師の画像
収穫量第一位:長崎県、収穫量:約1000トン、国内シェア約 29 %

収穫量第二位:千葉県、収穫量:約540トン、国内シェア約 15 %

収穫量第三位:鹿児島県、収穫量:約300トン、国内シェア約 8 %

収穫量第四位:香川県、収穫量:約300トン、国内シェア約 8 %

収穫量第五位:和歌山県、収穫量:約210トン、国内シェア約 6 %

収穫量第六位:愛媛県、収穫量:約180トン、国内シェア約 5 %

収穫量第七位:兵庫県、収穫量:約160トン、国内シェア約 4.5 %

千葉県とびわの歴史

びわ
千葉県では約250年程前にビワの栽培が始まったとされています。

江戸時代の中期には、『房州びわ』として江戸中で広まり、多くの方から親しまれてきました。

そして明治に入ると千葉県内一帯でびわの栽培が盛んとなってきたのです。

千葉県のびわは大粒でジューシーな果肉である事で存分に味わえる事が特徴的ともなっています。

そんな千葉県のびわは多くの方を魅了させる存在となっていますが、1909年6月20日から皇室への献上品として重宝される程、甘味や酸味、そして芳醇な香りや色合いが魅力的なのです。

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長崎県とびわの歴史

ポイント
長崎県では江戸時代後期よりびわの栽培が盛んとなりました。

この栽培のキッカケともなったのが長崎県で奉公を行っていた三浦シオという人物です。

この女性は中国商船によって運ばれてきたびわの種を自宅の庭に植えた事で長崎県内でびわの栽培が盛んとなりました。

長崎県は温暖な気候である事でびわの栽培に適した環境である事で長崎県はびわの産地として有名ともなり、全国シェア第一位ともなったのです。

また長崎県には早生品種もあり、一般的なびわの旬は5月~6月頃なのですが、早生品種は1月頃に集荷作業が行われる事で3月~4月には市場で流通される為、多品種よりも早く味わう事も出来るのです。

私は考える一番おいしいびわの品種は?

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長崎県の長崎早生や千葉県の田中等多くの品種がありますが、私が美味しいと考えるびわの品種は希房です。

千葉県で誕生した比較的新しい品種ですが、この品種はびわの大きな特徴でもある種が無い品種なのです。

種が無い事で果肉に存分にかぶり付く事が出来ます。

しかし、この希房は非常に希少性が高く1個でも1000円近くする高級品でなかなかお目にかかる機会は少ないかもしれませんが、他の品種では味わえない圧倒的なジューシー感を持っています。

あとがき

びわの産地としては長崎県や千葉県が有名処ですが、品種や集荷時期によってあらゆる美味しさを秘めたびわが数多くあります。

全国で栽培されているすべての品種を味わい、食べ比べを行ってみるのも楽しみと言えます。

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