びわの旬の時期と出回る季節はいつ？

日本は四季に応じた食材が豊富となっています。

日本古来から重宝されている果物の中にびわがあります。

そんなびわにも旬があり、多くの方を魅了させているのです。

日本が誇る果物となっているびわの旬と出回る季節についてご紹介します。

びわの甘味と酸味、そしてさわやかな香を存分に楽しめる旬は5月～6月頃で、この時期を旬に迎えるびわは露地栽培で育てられた物がほとんどとなっています。

ハウス栽培によって育てられた品種や早生種類によっては1月位から市場で流通している品種もありますが、ほとんどの品種の旬はこの時期です。

びわが最もおいしい旬は5月～6月となっていますが、スーパーにおいては4月～7月でも見かける事が出来ます。

この旬とは少しずれた時期のびわは主にハウス栽培で収穫された物です。

ビワは気温が栽培において重要視される果物で、5月～6月頃の環境が最もおいしい時期となっています。

そんな旬の時期と同じような環境を維持する事が出来るハウス栽培によって、旬から少しずれた時期でも風味や食感が引き出されたびわを流通させる事が出来ているのです。

また、品種によっても収穫時期が異なっていて、長崎早生といった品種は4月頃に流通されており、田中といった品種は7月頃も流通されています。

その為、栽培方法や異なる品種の流通によって5月～6月頃と短い期間が旬となっているびわも4月～7月頃まで堪能する事が出来るようになっているのです。

びわは秋冬に見かける事が出来ない果物となっていますよね。

他の果物は旬はあるけれど年中味わう事が出来るのにと疑問を持たれる方もいらっしゃるハズです。

まずびわは収穫後も熟成を続けない追熟しない果物で収穫した頃が美味しい時期となるのです。

しかもびわは保存が効きにくい果物なので店頭で購入してから保存状態が最適な環境であっても2～3日しか鮮度が保たれない果物です。

その為、収穫後保存が効かず、すぐに出荷しなければ痛みが生じてしまい、美味しいびわでは無くなってしまうのです。

びわは僅かな期間しか流通しない果物となっており、来年の旬の時期が待ち遠しくなってしまう方も沢山いらっしゃると思われます。

でも一年に一度、その時期にしか味わえない所に趣を感じる事も出来るのです。

いつでも味わう事が出来るとなってしまうと、本当の価値観を忘れてしまうかも知れません。

その為、僅かな時期にしか味わえないからこそ多くのファンが根付く果物とも言えるのです。

初夏の時期にしか登場しないびわは多くの方が登場を今年も待ち遠しくしていました。

そして初夏が過ぎるとまた来年の初夏の訪れが恋しくなってしまう存在となっているのです。