秋も深まり冬が近づいてくると、スーパーの店頭に並び始めるみかん。

美味しいし、お手頃価格で購入できる上、簡単に剥くだけで食べられる果物なので、購入される方も多いと思います。

しかし、「せっかく買ったみかんが酸っぱかった」なんていう経験がある方も多いかと思います。

筆者も酸っぱいみかんよりも甘いみかんの方が好きなので、失敗した…なんて思うこともありますが、気を落とさないでください。

実は、酸っぱいみかんを甘くする方法や酸っぱいみかんのおすすめの使い道があるんです。

そこで今回は、「みかんが酸っぱい!甘くする方法と酸っぱいみかんの使い道は?」についてお話したいと思います。

酸っぱいみかんを甘くする方法は? 

酸っぱいみかんを甘くする方法がいくつかあるので、ご紹介していきましょう。

揉む

みかんを揉んであげてください。すると、甘く感じるようになります。

これは、揉むことによりみかんが活発に呼吸をするからです。そして、みかんの果肉に含まれている酸っぱさの原因であるクエン酸が消費されていくんです。

揉むだけで甘くなるなんて、ビックリしませんか?

温める

酸っぱいみかんは温めると甘くなります。これは、温めることにより、みかんに含まれる「アコニターゼ」という酵素が働いて、みかんの酸っぱさの原因であるクエン酸を分解してくれるからです。

温め方は簡単です。
40℃程度のぬるめのお湯にみかんを10~15分程度漬けておくだけです。また、電子レンジでも簡単に温められます。30秒程度加熱するだけです。

しかし、電子レンジを使用する際にはみかんが爆発する危険性があるので、みかんの皮に数か所切り込みを入れてから加熱するようにして下さい。

上記の方法で温めたみかんは、1時間程度冷蔵庫で冷やしておくと更に甘みを強く感じられます。

焼きみかんにする

焼きみかんにすると、みかんの酸っぱさの原因であるクエン酸が温められることにより減っていきます。

驚くことに一般的なみかんでは、糖度は8から9にまで上昇していくんです。

みかんは追熟するの?

すっぱいみかんはりんごと一緒に置いておくことにより、りんごから発生するエチレンガスの働きによって追熟されます。簡単なのでおススメですよ。

太陽に当てる

みかんをビニール袋に入れてから、袋の口を縛った状態で、太陽に2~3日当てておきます。

すると、ビニール袋内の温度が上昇してみかんの呼吸が盛んになって、酸っぱさの原因であるクエン酸を消費していき、酸っぱさが減ります。

それでも酸っぱいみかん!オススメの使い道は?

教師の画像
それでも酸っぱいみかんはありますよね。そんなみかんのおすすめの使い道をご紹介しましょう。

みかんジャムがおすすめです。実はみかんジャムには、甘いみかんよりも酸っぱいみかんの方が向いているんです。

① みかんの皮を剥いてから、包丁で適当な大きさに切って鍋に入れます。

② 鍋に、みかんの重量の15%程度の砂糖を加えて、みかんとよく混ぜ合わせてから火にかけます。弱火で時々かき混ぜながら焦げないように、10~15分程度煮込みます。

③ 再度みかんの重量の15%程度の砂糖を入れて、更に弱火で15分程度煮詰めます。

④ 火を消してから20分程度放置し、なじませてからレモン汁を適量加えて、強火で一度煮立たせてから火を止めて出来上がりです。容器に入れて保存する際は、必ず容器を煮沸消毒してから保存するようにして下さい。

    

まとめ

今回は、「みかんが酸っぱい!甘くする方法と酸っぱいみかんの使い道は?」についてお話してきました。

今回ご紹介した、酸っぱいみかんを甘くする方法はどれもご家庭で簡単にできます。

是非、酸っぱいみかんに出会ったら、試してみてください。驚くほど甘くなるのでびっくりするはずですよー。

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