みかんは皮がぐにゃっと柔らかいものと、しっかり固いものがありますよね。

手に取ってみるとわかりますが、固いものは皮が剥きづらいことが多いんです。

皮が固いということはまた熟していないのでしょうか?それとも中身は?

みかんの皮が固い理由は?


みかんの皮が固くなってしまう理由はいくつかありますが、みかんの品種や成長度合い、時間経過などによって変わってきます。

いったいどのような理由で固くなってしまうのでしょうか。

まだ熟していないため酸っぱい事が多いって本当?


品種によって違いはありますが、皮が固いみかんは成長途中の証です。成長の途中ということは酸味が強いということです。

そもそもみかんが熟すというのは、みかんが実を成してから時間が経っているということです。

みかんは呼吸をしていますので、時間がたてばたつほど呼吸の回数は増えていきます。

呼吸が増えれば、そのためにエネルギーを消費しますのでそれに伴いクエン酸が消費され減少していきます。これがみかんが甘くなるメカニズムです。

先ほども挙げた通り、品種によっては固くても中身がちゃんと甘いものなどもありますので、お手元のみかんがもともと柔らかい品種なのか、それとも固い品種なのかを確認することも大切です。

みかんは放置しておくと皮が乾燥して固くなる?

黒板
みかんを放っておくと乾燥して皮が固くなります。乾燥によって固くなったみかんの皮は薄くなり、実と皮がくっついてしまい皮を剥くのが困難になってしまいます。

この場合はみかんの熟成度とは違う原因での皮の固さになりますので、

中に入っている実はしっかりと甘いパターンが多いようです。ただし、先ほど挙げたようにみかんは時間とともに呼吸を繰り返しています。

食べごろを過ぎてしまうとみかんの呼吸により糖分も消費されていきますので味はどんどん薄くなってしまうそうなので、ご注意を。

皮が固いみかんを柔らかくする方法は?

皮が固いみかんにあたってしまった時、柔らかくする方法はあるのでしょうか?ふたつのポイントを押さえてみていきましょう。

みかんに衝撃を与える

みかんの皮に衝撃を与えて柔らかくする方法です。手でみかんの皮をしばらく揉んでから剥くと剥きやすくなるそうです。

これについては特に根拠と言えるような情報はなく、多くの人が「なんとなくやっている」という行動なんだそうです。

ただ、実際にはみかんを揉むことで実と皮をひきはがして剥きやすくしているのではという説が有力です。

熱で柔らかくする

日光に当てたり、お湯に浸けたりなど、みかんの皮を熱によって柔らかくする方法です。

ただし、熱をあてすぎると実の部分が崩れたり味が落ちることもありますのでご注意ください。

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熱による方法として、お湯を使う方法があります。

60℃くらいのお湯をビニール袋に入れてそこへみかんも入れます。袋の口を輪ゴムで止めてそのまま放置します。

2~3時間ほどで剥きやすい柔らかさになります。

皮が固いみかんの簡単なむき方は?

ポイント
みかん農家の方などによると、皮が固いみかんの皮を剥きたい時には無理に皮を柔らかくしようとして実を傷ませたり味を損なってしまうよりも固いままでも皮を剥く方法を取った方が良いそうです。

包丁を使って切り込みを入れてそこから剥く方法や、皮が薄くてうまく剥がせない場合はグレープフルーツのように半分に切って食べる方法もあります。

また、最近ではみかんの皮むき専用の道具などの発売されていますので、そういった便利なツールを使うのも有効です。

まとめ

みかんの皮が固い時、なかなかうまく剥けずに困ってしまいますよね。

まだ熟していないみかんについては時間を置けば柔らかくなるかもしれませんが、乾燥や品種によって固い皮にはお手上げです。

困ったときには柔らかくする方法を取ってみるのも良いですし、便利な道具で皮を剥いてみるのも良いでしょう。

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