グランドチャンピオンと聞くととても強そうなイメージがありますが、これはれっきとした西洋梨の名前なんです。

名前を聞いて、なんとなくすごそう・・・とは思いますがいったいどんな梨なのか想像もつきません。

甘いのか酸っぱいのか、柔らかいのか歯ごたえがあるのか?そんなグランドチャンピオンの味や形、食べごろや旬などを調べてみました。

グランドチャンピオンとは?

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西洋梨のグランドチャンピオンは、アメリカ・オレゴン州で発見され1943年に品種登録されました。

ゴーハイムという西洋梨の品種の枝分かれであるといわれています。

日本に導入されたのは1950年代です。強い甘みと酸味のほどよい調和が特徴的で、果汁が多くとろっとした食感です。

皮は薄茶色のさびで覆われた表皮で熟すと黄色く変化し、通常300~350gほどの中玉サイズです。

グランドチャンピオンの味や形などの特徴は?


グランドチャンピオンはその名の通り、他の西洋梨とは少し違います。というのも、程よい甘みと酸味の両方を味わうことができるんです。

糖度は13~14%、酸含量は0.3%前後と甘みと酸味のバランスがとれているのが特徴的です。

他の西洋梨に比べて味が濃厚なので、西洋梨は味が薄いというイメージをひっくり返してくれます。

果汁が多く果肉が柔らかいグランドチャンピオンですが、追熟後はさらに果肉が柔らかくなり「ねっとり」という表現がぴったりになります。

紡錘型のフォルムは茶色の錆に覆われていて、追熟するとこれが黄金色に変化します。

ラ・フランスとどう違うの?

考える女性
ラ・フランスはグランドチャンピオンと同じく中玉でありながら250~300gとやや小ぶり、たいしてグランドチャンピオンは300~350gとやや大きめです。

ごつごつしていて大きさにばらつきがあるのもラ・フランスの特徴と言えます。

また、表皮にさびがあるのも共通していますが、ラ・フランスは灰色や灰褐色のさびであり、グランドチャンピオンは茶色や薄茶色というのも違う点です。

グランドチャンピオンの旬の時期と主な産地は?


グランドチャンピオンは9月中旬から成熟する中生種です。出荷はその後、10月中旬~11月頃になります。

生産地は北海道や長野など、各地で栽培されているようです。

グランドチャンピオンの食べごろの見分け方は?

ポイント
グランドチャンピオンの追熟状態は見た目から判断することもできます。茶色っぽいさびに覆われた表面が黄金色に変化して来たら熟しているサインです。

また、同時に柔らかさも増すので触ってみて柔らかさを感じれば食べごろと言えます。

さらに詳しい方法をご紹介すると、グランドチャンピオンを包丁のつる首(先端の細長い部分)で軽くおさえてみて柔らかみを感じたらそのまま包丁を入れてみます。すっと包丁が入れば立派な食べごろです。

果肉がとても柔らかいので、りんごや和梨のように皮を剥こうとすると果肉や果汁で手がべたべたになってしまいます。

そこで、グランドチャンピオンの皮を剥くときは皮が付いたままくし切りにしてから皮を剥くことをお勧めします。

まとめ

グランドチャンピオンはその名の通り、他の西洋梨とは一味違う感じがしますね。

今まで味が薄くて水っぽいから、と西洋梨を敬遠していた方もグランドチャンピオンなら濃厚な味わいに満足できるかもしれません。

そのまま食べるなら追熟させて柔らかくなったところを食べるのが一番ですが、もしコンポートなどにする場合は柔らかくなる一歩手前くらいで加工するのが良いそうです。

グランドチャンピオンも年中で回る品種ではないので、もしも見かけたら一度お試ししてみるのも良いかもしれませんね。

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