秋は多くの味覚が楽しめる時期でもありますよね。

りんごや柿といったフルーツも魅力的ですが、栗も忘れてはいけない存在です。

そんな秋に旬を迎える栗にだって多くの品種がある事をご存知でしょうか。

栗には「石鎚」という品種もあり、多くの方から親しまれています。

そこで今回は【石鎚という栗の特徴とは?】についてご紹介致します。

石鎚とは?

調べる
「石鎚」とは「いしづち」読む品種です。

1968年に「岸根」と「笠原早生」の交配によって誕生した品種です。

石鎚の味の特徴は?


栗と言えば茶色の色合いが特徴的ですが、石鎚は赤みがかった赤茶色の色合いの品種となっています。

大きさは30g程と大きめのサイズでボリューミーさも魅力的。

果肉はしっかりとした硬さがあり、崩れにくく甘露煮や渋皮煮として美味しく味わえます。

石鎚の旬の時期と主な生産地はどこ?


石鎚は愛媛県や茨城県といった全国各地で栽培が行われています。

10月上旬~11月上旬が旬の時期となっており、大きさだけでなく味・風味も絶品な時期となっています。

石鎚の美味しい見分け方とは?

考える女性
石鎚は大きいだけでなく栗本来の甘味もしっかりと堪能できる品種ですが、選び方一つでもっと美味しい石鎚を味わう事もできちゃうのです。

そこで美味しい石鎚の選び方についてご紹介致します。

・皮全体にハリとツヤのあるもの

・手に持った時に重量感のあるもの(軽いと水分が抜けており、味や風味が半減しています)

・表面に傷が無い物や穴が空いていないもの(傷があると果肉が乾燥しており、穴があるものは虫杭の可能性がある)

石鎚の食べ方とは?

ポイント
石鎚は焼き栗は勿論、実に硬さがあるので、渋皮煮でも美味しく食べる事ができます。

でも芳醇な香りを楽しむのであれば栗ご飯もおススメとなります。

そこで石鎚をたっぷりと使用した栗ご飯の作り方をご紹介致します。

米2合、栗10個、塩小さじ1、酒大さじ1、みりん 大さじ1

1、栗を20分くらい茹でる

2、栗の皮を渋皮まで丁寧に取り除く

3、炊飯ジャーに栗と米、塩、酒、みりんを入れてスイッチを押すだけ

仕上げに黒ゴマをかけると、栗と黒ゴマの香りがマッチし、絶品栗ご飯の完成

炊くときに粉末のダシを入れても美味しくできあがりますが、栗本来の風味を楽しまれたいのであれば入れない方がおススメとなります。

あとがき

石鎚は大きいサイズだけでなく栗本来の甘味と風味も楽しめる品種となっています。

晩生種となっている事で、栗を食べそびれてしまった方やもっと食べたい方におススメとなっています。

人気の品種ともなっているので、是非一度は味わって頂きたいと思います。

▶ 何故栗は水につけるの?つける時間はどれぐらいがいいの?

▶ 栗の栄養と効能は凄いが食べ過ぎには注意!