秋になると沢山の食材が旬をむかえますね。

屋繰りだけでなくモンブランやスイーツとしても重宝されている栗もこの時期ならではの味覚ですよね。

さて、栗にも多くの品種がありますが、「柴栗(山栗)」という品種もあり、高い人気を誇っています。

そこで今回は【柴栗(山栗)という栗の品種と特徴とは?】についてご紹介致します。

柴栗とは?

教師
柴栗は山に自生している栗の品種で縄文時代から食用とされてきたとされている古い歴史を持つ品種です。

現在日本では数多くの和栗が栽培されていますが、これらの品種の多くが柴栗によって誕生しており、栗の原種とされている品種なのです。

全国各地の山々に自生している品種なので、山登りを趣味とされている方では度々見かける事ができる品種でもあります。

柴栗は別名「山栗」とも呼ばれている品種です。

これは全国各地の山や雑木林に自生している事で「どの山でも収穫できる」事から山栗と呼ばれています。

芝栗の味の特徴は?


柴栗は自生している栗となっている事、品種改良が全く行われていない品種です。

その為、和栗の中でも小さな粒の品種となっています。

品種改良が行われていない自然の状態となっている事で、甘味も香りも強くない品種ですが、栗本来の味わいを楽しめる品種でもあります。

粒がとても小さいので、皮を剥くのが大変だったり皮を剥いても実が果肉がほとんど残らないので歩留まりの悪い品種でもあります。

芝栗の旬の時期と主な生産地はどこ?


柴栗は九州地方や四国地方で多く見かける事ができ本州一帯で収穫することができます。

北海道においては柴栗を栽培しています。

そんな柴栗は9月上旬~10月上旬に収穫することができますが、9月中旬~下旬が最も美味しい時期となります。

美味しい柴栗の選び方とは?

考える女性
柴栗は品種改良も行われず、古くから山で自生してきた品種です。

それほど強い甘味と香りがある訳ではありませんが、美味しい柴栗を堪能したいですよね。

そこで美味しい柴栗を見分けるポイントをご紹介します。

・皮に張りとツヤがあるもの

・手に持った時重量感があるの(軽い物は水分が抜けてしまい甘味と風味が半減している)

・表面に傷や穴がないもの(傷がついていると果肉が乾燥していたり、穴があると虫食いの可能性がある)

柴栗の美味しい食べ方

ポイント
柴栗は焼き栗にしても美味しく味わえますが、渋皮煮がおススメな食べ方となります。

そこで山栗の渋皮煮の作り方をご紹介いたします。

柴栗100g、砂糖20g、しょうゆ大さじ1/2、重曹 大さじ1

1、柴栗を皮つきで30分茹でる

2、渋皮を残して皮を剥く

3、鍋に浸るくらいの水と柴栗、重曹を入れて20分ほど煮る

4、水気を切ったら新しい水を入れて15分煮る(これを2回繰り返す)

5、水気を全て切ったら砂糖と醤油を入れて弱火で煮詰めれば完成

あとがき

全国各地の山々で収穫することができる柴栗。

秋の丁度良い温度になったら散歩がてら栗拾いを行ってみるのも楽しみの一つとなりますね。

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