皆さんは「あけび」というフルーツをご存じでしょうか。

ふっくらとした皮の中には真っ白な果実が入っており、ネットリと濃厚な甘味が楽しめちゃいます。

そんなあけびはそのまま食べたり、皮は加熱して食べる事が多くありますが、「あけび油」という物もあるのです。

恐らくほとんどの方が「あけび油」について知らないと思いますので、今回は【幻の油…あけび油とは⁉】について触れてみたいと思います。

あけび油とは?

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多くの方が「あけび油とは何ぞや?」と思ってしまいますよね。

「最近流行りのコスメ用品?健康食品?」なんて感じてしまう方もいらっしゃいますね。

でもあけび油は実に長い歴史を持っていて、それは江戸時代にまで遡ります。

あけび油は東北の地、秋田県で誕生したのです。

秋田藩主でもある5代目佐竹氏が1765年に京都の寿量院にも贈った程重宝された油とされています。

どんな効果が?


長い歴史のあるあけび油ですがどうして重宝されたのかが気になりますよね。

それはあけび油に隠された効果に秘密があります。あけび油にはさまざま効果が期待できるとされています。

※脂肪が付きにくい

※生活習慣病の予防効果

※ダイエット効果

※酸化しにくい

あけび油は消化吸収率がとても低いので揚げ物として摂取しても体脂肪になりにくいのです。

また、あけび油は他の油と比較すると高不飽和脂肪酸の割合が小さい性質があります。

この性質が小さい程酸化しにくいので、何度も揚げ油としても使用できるのです。

さらに女性にうれしいのがダイエット効果、あけび油は脂肪酸が低い油となっています。

脂肪酸は体内に摂取されるとダイレクトに脂肪へと変化してしてしまいます。

体脂肪になりにくい性質である上、ダイエット効果も得られるなんて素晴らしい効果のある油ですね。

あけび油は今は売っていないって本当?


さまざまな効果が期待できるあけび油、恐らく多くの方が「すぐにでも購入したい」「どこに売ってるの?」と思っちゃいますよね。

しかし、あけび油は今は売られていないのです。

あけびの種子から抽出されるあけび油はごくわずかな量しか採取されない為、大変貴重とされていました。

その為、生産量もごく僅かとなり生産そのものが昭和初期で終了し、現在では販売されていないのです。

一時期は売られる事もありましたが、種子を集める大変さや菜種などの油の大量生産によって生産量が激減し幻となってしまったのですね。

あけび油・・・売っていないなら自作するしかない?


「売ってないのなら自分で自作するしかない!」と思われる方もいらっしゃいますよね。

そこで幻の油「あけび油の作り方」をご紹介しちゃいます。

1.あけびの種を乾燥させる

2.石臼などで砕いたら蒸す

3.蒸し上げたら温かいうちに絞り上げる

4.布などで濾す

5.熟成させれば完成

炒め物や揚げ油だけでなくドレッシングとしても美味しく味わう事ができます。

まとめ

今は幻となってしまったあけび油。

菜種を始め、安価で大量に油を抽出できる原料の誕生によって姿を消してしまいましたが、驚くべき効果が期待できる油でもあるのです。

でも、あけび油は作る事もできるので、是非興味のある方は自作のあけび油を作ってみては如何でしょうか。

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