ガムやジュース、紅茶やグミのフレーバーとして選ばれることの多い桃。最近ではコカコーラの新しいフレーバーとして登場しましたね。

それほど好む人が多い味を持つ桃ですが、そんな桃にはそのような栄養が含まれているかご存知ですか?

今回は私たちに身近な桃の栄養と、その栄養が体にもたらす効能についてご紹介します。

Sponsored Link

桃に含まれている栄養と期待される効能は?

黒板
桃は食べるとジューシーな果汁が口の中に溢れます。つまり桃の成分のほとんどが水分で構成されています。

その分含まれる栄養素の量は多くはありませんが、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6、カリウム、食物繊維、ナイアシン、葉酸、カリウム、マグネシウムなどを含みます。

また100g当たり約40キロカロリーとヘルシーなフルーツで、糖質と食物繊維を特に多く含みます。

食物繊維の効果は?


桃にたくさん含まれている食物繊維は水溶性食物繊維であるペクチンを多く含んでいます。

このペクチンはジャムを作るときに使用する成分なのですが、このペクチンは腸内にいる善玉菌の一種である乳酸菌を増やし、腸を元気にしてくれる働きがあります。

またこのペクチンは腸の中にいる有害物質や悪玉菌にくっついて便のサイズを大きくする働きもあります。すると腸の中で蠕動運動が活発になり快便へと導きます。

他にも糖質の吸収を抑える、つまり血糖値の急上昇を抑えることに繋がる為、ダイエットや糖尿病予防に効果的とされています。

さらには脂肪の吸収も抑えてくれる為、血液中に含まれるコレステロールも抑えてくれる為、様々な病気に発展する原因となる動脈硬化にも効果があります。

カリウムの効果は?


カリウムは体の中のナトリウムを汗やおしっことして体の外に出す働きがあります。そうして体の中の塩分濃度を一定にしているのです。

水分が体に溜まるとむくみとなり、さらに血管内に溜まると血管が狭まり血管にかかる圧力が上がり、これが高血圧となります。カリウムはむくみと高血圧防止に一役買っています。

ビタミンCの効果は?

ビタミンCは美肌作りには欠かせない栄養素です。しみ、しわ、にきびに効果を発揮することから、ビタミンC入りの美容液が数多く販売されています。

また免疫力を高めてくれることから風邪防止や疲労回復に効果的です。

ビタミンEの効果は?

ビタミンEにはアンチエイジングに効果があり、老化を食い止める働きがあります。また生活習慣病の予防、ホルモンの分泌を調整してくれる働きがあります。

女性は生理でホルモンのバランスが崩れてしまう為、ぜひとも摂取したいビタミンですね。

Sponsored Link

桃を食べるすぎると起こりうる弊害は?

ポイント
ほとんどが水分の為ヘルシーで、体にいい栄養素も含んでいる桃ですが、やはり食べ過ぎると体にとっては負担になってしまいます。

食べ過ぎると体の中でなにが起こるのか調べてみました。

果糖は太る?

果糖は糖類の中で1番甘さを感じやすいですが、ブドウ糖と異なり血糖値を上昇させることがありません。

何故ならブドウ糖は吸収されたあと血液中へと運ばれ血糖値を上昇させますが、果糖は肝臓で消化される為血液中に運ばれることが無い為血糖値は上昇しないのです。

しかしそのことが仇となってしまいます。人間は血糖値が上昇することによって満腹感を感じるのですが、果糖は血糖値を上昇させる働きが無い為満腹感を感じられず、多く食べてしまい、肥満に繋がる傾向があります。

下痢や腹痛に?

桃はバラ科のフルーツであり、その為ソルビトールという糖を含んでいます。

このソルビトールは消化されにくく、大量に桃を食べると水分の吸収を邪魔してしまう場合があり、結果下痢や腹痛の原因となってしまいます。

桃は1日にどれぐらい食べるのが適量?

考える女性

桃は1日に1個食べることが理想の量とされています。

あとがき

さっぱりとした甘さを持つ桃は、夏にたくさん食べたいと思いがちです。

しかし腹痛などで苦しまない為にも、食べ過ぎに注意しましょう。

▶ 固い桃を柔らかくする方法を徹底解説!

▶ 桃の産毛ってそのまま食べてもいいの?取り方ってあるの?

Sponsored Link