皆さんは桃の種類について聞かれたら幾つ答えることができますか?

恥ずかしいのですが...私は「白桃」、「黄桃」位しか答えることが出来ませんでした。

今まで食べてきた桃についても「白桃っぽい桃だな」とか「黄桃みたいな色の果肉」と判断できるくらいで種類について気にしていなかったんです。

調べてみると他の果物と同じように、桃にも沢山の種類が有る事がわかりました。見た目や味の特徴を比べてみると、桃の時期に”食べ比べ”をしたくなってきます。

今回は、沢山の種類の桃のなかから「日川白鳳(ひかわはくほう)」という桃についてご紹介したいと思います。

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日川白鳳とは?

教師の画像
「日川白鳳(ひかわはくほう)」という桃は、1973年(昭和48年)に山梨県山梨市の田草川利幸さんによって発見されました。

「白鳳(白鳳)という」1933年(昭和8年)に登場した人気品種の、枝変わり品種になります。発見後、1979年(昭和54年)には品種登録の出願が出され1981年(昭和56年)の5月に登録されました。

”枝変わり”とは、新芽や葉、花、実などの突然変異によって生まれた品種になります。

小さな変化を見逃さず発見し、新たな品種として誕生したと聞くと「日川白鳳(ひかわはくほう)」がとても神秘的な存在に感じてしまいますね。

日川白鳳という桃の味の特徴は?


「日川白鳳(ひかわはくほう)」という桃は、とても色付きがよく綺麗な丸い形をしている桃です。

成熟が進むと黒ずんだ赤い色に変わるので、食べごろの目安としましょう。

200g~250g前後の大きさの「日川白鳳(ひかわはくほう)」は、食べていると果汁がポタポタと滴る程にジューシーな果肉が特徴です。

比較的に酸味が控えめな桃なので、糖度は11~13%程度ですが非常に甘味を感じることが出来ます。

「日川白鳳(ひかわはくほう)」選ぶときは産毛が残った全体が赤く色づいて、ほんのりと甘い香りがする物がお勧めです。

日川白鳳の旬の時期はどこで主に栽培されているの?


「日川白鳳(ひかわはくほう)」は、生産量の50%を山梨県で生産されていて、山梨県のほかには「和歌山県」や「福島県」、「香川県」などで生産されています。

栽培面積では桃全体の1割を占めている品種になります。

また、「日川白鳳(ひかわはくほう)」は早生品種なので6月下旬~7月が食べごろになります。

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日川白鳳のお勧めの食べ方

ポイント
「日川白鳳(ひかわはくほう)」のお勧めの食べ方ですが、生食の場合はお尻側のほうが甘味が強いのでくし型に切って食べることがお勧めです。

他にも、果肉がしっかりしている時は「シロップ煮」や「コンポート」、果肉がやわらかくなったら「ジャム」に加工することでおいしく食べることが出来ます。

日川白鳳の保存方法

「日川白鳳(ひかわはくほう)」を保存するときは、新聞紙などに包み涼しい冷暗所において置きましょう。

常温保存で成熟が進むので硬さを確認して、やわらかくなったら冷蔵庫へ移して保存しましょう。

桃は、手で持った時に加わる少しの力でもそこから傷みが始まるので、とにかく優しく力を加えないように扱いましょう。

まとめ

突然変異を見つけたことで発見された「日川白鳳(ひかわはくほう)」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

生産量が多く、桃の中でも主力品種となっている「日川白鳳(ひかわはくほう)」は気づかないうちに食べていたことがあるかもしれませんね。

早生品種でもある「日川白鳳(ひかわはくほう)」、桃が店頭に並びだしたころに思い出して甘い香りとジューシーな果肉を楽しんでください。

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