マンゴーといえば、あの甘く濃厚な味わい、芳醇な香りを思い浮かべる人も多いかと思います。
今回は少しそれらから離れて、「マンゴー」という名称についてお話ししたいと思います。
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目次
マンゴーは漢字で書くと実は複数ある?
現代中国語で表記すると、一般的に「芒果」と「檬果」の2種類があります。
マンゴーは一般的に漢字で芒果と書く?由来は?
その答えは、YESで「芒果」と漢字表記されます。
その由来についてですが、マンゴーの原産地は中国ではないため中国語にとってもマンゴーは外来語となります。
実はマンゴーは檬果とも書く?
こちらも答えは、YESです。
芒果と同じく、「檬果」もまたマンゴーという音に似ていることから当てられた漢字です。
別の説としては、檸檬(れもん)に形が似ていることから、この「檬」という漢字が当てられたとも言われています。発音は、mangguoになります。
中国語とは別に台湾語では檨仔と漢字表記され、「ソァイアー」と呼ばれています。
台湾では日本のマンゴーのように温室で、徹底管理のもと栽培されているものとは違って、屋外の樹木で野性的に育てられているため安価で手に入ります。
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実は他にも漢字で菴羅、菴摩羅とも書くことがあったりする?
こちらも答えは、YESです。
どちらの表記も、仏典よりサンスクリット語のamra(アームラ)を音写したものです。
ちなみに、サンスクリット語は、古代インドのアーリア語に属する言語のことです。菴羅(あんら)は、奄羅とも表記され、別に菴没羅(あんもら)と書かれることもあります。
どれも仏典では、「美味」の代表として表されています。また、菴摩羅(あんまら)は、同じく仏典で「聖なる樹木」を表しており、護摩木に使用されています。
ちなみに、護摩木とは護摩修法のときに火炉に投じて燃やす木のことです。実はマンゴーは、仏教に関わりが深い果樹なのですね。
そもそもマンゴーって何語なの?
マンゴーは、インドで4000年以上前から栽培されている歴史ある果樹であり、先にお話しした通り仏教の経典にもその名が見られます。
日本語のマンゴーの由来は?
まとめ
日本からするとマンゴーは外来語ですので、片仮名で表記されることがほどんどだと思います。本来、様々な果物に漢字が当たられています。
また、その由来をたどっていくと面白い発見もあります!是非みなさんも漢字から由来をたどってみてはいかがでしょうか。
最後に、お馴染みの果物に当てはめられた、意外な漢字をご紹介して終わりにしたいと思います。
アケビ 木通・通草
アンズ 杏・杏子
イチゴ 苺
イチジク 無花果
オレンジ 甘橙
サクランボ 桜桃
ザクロ 石榴
スターフルーツ 五歛子
スモモ 李
パイナップル 鳳梨
ハッサク 八朔
バナナ 甘蕉・実芭蕉
パパイヤ 木瓜・蕃瓜
ビワ 枇杷
ブドウ 葡萄
ミカン 蜜柑
メロン 甜瓜
ライチ 茘枝
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