日本では多くのみかんが流通されています。

和歌山県産や愛媛県産がみかんの産地として有名ですが、佐賀県誇る「盛田温州」という品種をご存知でしょうか。

今回は【盛田温州という温州みかんの旬は?】【盛田温州の味や特徴とは?】についてご紹介致します。

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盛田温州とはどんな温州みかん?


盛田温州は佐賀県松浦群七山村にてみかん農家を営んでいる盛田博文氏によって発見された品種です。

宮川早生の枝変わり品種として発見され、1980年に品種登録された品種です。

「盛田温州」という名前は発見者である盛田氏の名前から名付けられています。

みかんはデコボコがあったり、ザラザラとした外皮となっている事が多くありますが、盛田温州はツルツルとした外皮となっています。

まるで、トマトのような表面となっている事で「トマトみかん」と称される事もある品種です。

ツルツルとした表面となっている事で、傷付き易いというデメリットがあります。

その為、スーパー等に流通してしまうと、傷つき商品となってしまい商品価値が下がる傾向にあり、スーパー等ではあまり観かける事ができない品種ともなっています。

市場でほとんど流通される事がない品種となっており「幻のみかん」とも称されています。

盛田温州の味や形などの特徴はどんな感じ?

黒板
盛田温州はツルツルとした外皮が大きな特徴となっています。

形は扁球形で1個重量が110g程で宮川早生に似た大きさとなっています。

外皮は濃厚な橙色で、果肉の橙色の鮮やかさも魅力の一つとなっています。

糖度は11度程と丁度良い甘味です。

酸味もしっかりと含まれており、みかん本来の甘酸っぱさを味わう事ができます。

外皮には若干硬さがありますが、果肉を包んでいる皮(じょうのう)は薄いので、取り除かなくても果肉と一緒に味わう事ができます。

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いつぐらいに出回るの?どこ産のものが多い?

ポイント
盛田温州は佐賀県で誕生した品種となっており、佐賀県が主な産地となっています。

そんな盛田温州は11月中旬~下旬頃が収穫時期となっています。

この時期の盛田温州は甘味がしっかりと凝縮されながらも、程良い酸味を楽しむ事ができます。

その他の特徴


盛田温州は外皮の表面がツルツルとしている上、外皮が薄い品種となっています。

完熟し過ぎるとベチャベチャになり易く、雨風の影響を受け易いというデメリットもあります。

その為、収穫量が他品種と比較すると少ない上、輸送に不向きで貯蔵性にも不向きな品種です。

その為、産地近郊でしか流通されない品種となっています。

しかし、みかん本来の甘味や酸味とのバランスが整った味わいが高い人気となっています。

少性も高く、スーパー等で観かけられたら是非味わって欲しい品種ですね。

あとがき

盛田みかんはツルツルとした表面となっている事で、傷つきや輸送に不向きな品種となっていますが、魅力的な味わいを楽しむ事ができます。

なかなか観かける事もできない品種となっているので、出会えたら幸運とも言えるみかんですね。

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