秋の味覚ともなる柿。

美しい橙色の外観とジューシーな甘味が凝縮された果肉はこの時期ならではの味わいともなっていますよね。

そんな柿の中に「紋平柿」という品種がある事をご存知でしょうか。

紋平柿という柿についてご紹介致します。

紋平柿とは?


紋平柿は石川県独自の柿となっています。

どの品種によって誕生したのか解明されていない品種ですが、石川県高松町元女にある家屋の屋号が「紋平」という屋号で呼ばれていました。

その家屋の庭には樹齢100年を越える大きな柿の木があった事で、紋平柿と呼ばれるようになりました。

紋平柿は渋柿となっていますが、脱渋を行う事で生食としても美味しく味わう事が出来ます。

北前船の時代には渋抜きを兼ねて酒樽に詰め、北海道に出荷されていた品種でもあります。

石川県では紋平柿を地元を代表する特産品にしようとする試みが1980年代から始まり、美味しさや魅力を広める紋平柿研究会も発足されています。

そして宝達山の麓の陽当たりの良い土地に植えた味が良い若木の中から優良な木を選定し育て、現在人気が高い柿ともなっています。

紋平柿の味の特徴は?糖度はどれぐらいなの?


紋平柿は1個の重量が240~280g程ありやや大きめのサイズとなっています。

程良い硬さがありながらも果汁がたっぷりとなっており、口に頬張ると柿の旨味が溢れ出してきます。

果肉は程良い弾力があり柿のみずみずしさを味わう事も出来ます。

ふっくらと丸みを帯びた形で、外皮は鮮やかな橙色、果肉も鮮やかな橙色となっています。

紋平柿は柿の中でも柔らかい果肉となっている事で日持ちや輸送に不向きな品種となっています。

その為、県外へ流通される事がなく、石川県内での消費がほとんどとなり、県の特産品の一つともなっているのです。

紋平柿の旬(食べごろ)と主に生産している県は?

ポイント
紋平柿は石川県オリジナルの品種となっており、石川県羽咋市以南の宝達山系の山麓地帯から金沢市において栽培が行われています。

特に紋平柿の栽培に力を入れているのが高松町となっています。

石川県内で栽培されている柿の中でも約25%が紋平柿とされています。

そんな紋平柿は10月下旬~12月上旬が収穫時期となっており、11月頃が最も美味しい旬となっています。

目利きと保存について


美味しい紋平柿の選び方はツヤがあり、外皮が濃厚となっている物がおススメとなります。

またヘタと果実の間に隙間が無い物を選ぶ事も大切です。

さらに形が左右均一に整っている物は果肉がしっかりとしており、ジューシーさを楽しむ事が出来ます。

紋平柿は日持ちがし難い品種となっていますが、冷蔵庫の野菜室で保存すると1週間程は保存可能となります。

あとがき

石川県でしか味わう事が出来ない紋平柿。

生食は勿論、干し柿やスイーツとしても活用されており、石川県の特産品ともなっています。

石川県を訪れ、甘味とジューシーさが魅力ともなる紋平柿を味わってみては如何でしょうか。

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