食後のデザートやおやつとしても人気の高いりんご。
一口にりんごといったも多くの品種があり、異なる魅力を秘めています。
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目次
赤りんごの種類一覧
ふじの特徴
ふじは1930年代に青森県の果樹研究所リンゴ研究拠点にて「デリシャス」と「国光」の交配で誕生した品種です。
日本では多くの品種が流通していますが、その中でも代表格と言えるのがふじ。
日本だけでなく世界各国でもふじは大人気の品種となっています。
300~400g程の重量があり、甘味が強く程良い酸味を楽しめるりんごです。
つがるの特徴
つがるは1930年に地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所にて「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配により誕生した品種です。
つがるは火日本国内において「ふじ」に次ぎ二番目に流通量の多い品種となっています。
ジョナゴールドの特徴
ジョナゴールドは1968年にアメリカニューヨーク州にあるニューヨーク州農業試験場にて「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配により誕生した品種です。
日本には1970年に秋田県果樹試験場へ導入されています。
1個の重量が300~400gと大きめのサイズで甘味と酸味のバランスが整った品種です。
たっぷりの果汁が溢れ出し、シャリシャリとした食感も魅力的です。
シナノスイートの特徴
シナノスイートは1978年に長野県果樹試験場にて「ふじ」と「つがる」の交配によって誕生した品種です。
りんごの産地としても知名度が高い長野県では多くのりんごが栽培されていますが、シナノスイートは「りんご三兄弟」の一つとして高い人気を誇っています。
1個の重量が300~400gで大きいサイズな上、糖度が14度~15度程と甘味を楽しめる品種です。
程良い酸味もしっかりと含まれており、ジューシーさも魅力となっています。
北斗の特徴
北斗は1970年に青森県りんご試験場にて誕生し、1983年に品種登録された品種です。
品種登録時の親品種は「ふじ」と「陸奥」とされていましたが、後の遺伝子調査によって「陸奥」の遺伝子が含まれていない事が判明したのです。
正確にはどの品種が親品種なのか判明されていませんが、青森県のHPにおいても「印度」がや品種としての可能性が高いとして明記されています。
1個の重量が300~400gとカナリ大きいサイズで食べやすい甘酸っぱさが魅力的です。
紅玉の特徴
紅玉は1800年頃にニューヨークの農園で偶然に発見されたアメリカ原産の品種です。
日本へは1871年に北海道の開拓使によって導入されており、「満紅」や「千成」「チ印」といった名前で呼ばれていましたが統一させる為、1900年に「紅玉」と名づけられました。
新品種の登場によって一時は観かける事が無くなった品種ですが、独特の甘酸っぱさがお菓子の材料にピッタリとして、人気が再沸騰した品種です。
秋映の特徴
秋映は1981年に「千秋」と「つがる」の交配により誕生した品種です。
長野県の「りんご三兄弟」の一つに数えられる品種ともなっており、人気が高いりんごです。
1個の重量が300~350g程とやや大きめのサイズです。
甘味と酸味のバランスが良くシャキシャキとした食感を楽しめます。
陽光の特徴
陽光は1962年に群馬県園芸試験場北部試験地にて「ゴールデンデリシャス」の自然交配により誕生した品種です。
ゴールデンデリシャスとどの品種の交配なのかは未だに解明されていません。
1個の重量が300~350g程で真っ赤な色合いの外皮が魅力的です。
強い甘味がありながらも程良い酸味が含まれている事で、しつこさが無く味わえる品種です。
千秋の特徴
千秋は1966年に秋田県果樹試験場にて「東光」と「ふじ」の交配により誕生した品種です。
1個の重量が250g程と小さめのサイズとなっていますが、甘味と酸味を存分に楽しめる品種です。
さんさの特徴
さんさは1969年に農林省園芸試験場盛岡支場にて用意された「ガラ」と「あかね」をニュージーランド国立科学産業研究所に送り交雑させ、再び農林省園芸試験場盛岡支場にて育成させた品種です。
さんさという名前は岩手県のお祭りでもある「盛岡さんさ祭り」から名付けられています。
さんさは1個の重量が200~250g程と小さいサイズです。
甘味と酸味のバランスが良く、シャキシャキとした食感を楽しむ事が出来ます。
未希ライフの特徴
未希ライフは1981年に青森県弘前市において「千秋」と「つがる」の交配により誕生した品種です。
「未希ライフ」の名前の由来は当時放送されていた大河ドラマにて登場した主人公「未希」とタイトル名の「いのち」をライフとして名づけられました。
このドラマの中でりんご栽培の指導を行ったのが未希ライフの生みの親という関係もあり、未希ライフとなったのです。
未希ライフは1個240~280g程と小さいサイズの品種です。
レッドゴールドの特徴
レッドゴールドは1936年頃にアメリカにて「ゴールデンデリシャス」と「リチャードデリシャス」の交配により誕生した品種です。
1個の重量が200~250g程と小さいサイズの品種ですが、糖度が15度以上と甘味を楽しめる品種です。
また蜜の入りもよく、果肉の美しさも魅力となっています。
外
アルプス乙女の特徴
アルプス乙女は長野県のりんご農家波多腰邦男氏の農園で偶然に発見された自然交品種雑種です。
発見時は「ふじ」と「紅玉」による交配種と考えられていましたが、最新の鑑定方法となるDNAフィンガープリント法での調査では「ふじ」と「姫リンゴ」の交雑種が有力とされています。
1個の重量が40~60gとミニサイズのりんごとなっており、スーパー等では観かける事が無い品種です。
しかし屋台のりんご飴で使用されているりんごのほとんどがアルプス乙女となっており、馴染み深い品種ともなっています。
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青りんご(黃りんご)の種類一覧
王林の特徴
王林は1943年に福島県の大槻氏によって「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交配により誕生した品種です。
1個250~300g程と丁度良い大きさです。
外皮は赤ではなく黄緑色の品種です。
強い甘味と抑えられた酸味により、りんごの甘酸っぱさが苦手な方におススメな品種です。
そして芳醇な香りを楽しめる事で、口いっぱいに爽やかな香りを楽しむ事が出来ます。
シナノゴールドの特徴
シナノゴールドは1983年に長野県果樹試験場において「ゴールデンデリシャス」と「千秋」の交配により誕生した品種です。
長野県の「りんご三兄弟」の一つにもなっている品種です。
外皮は美しい黄金色で、日本だけでなくヨーロッパでも人気が高い品種となっています。
1個の重量は350g程と大きめのサイズで糖度が14~15度程と甘味を楽しめる品種です。
程良い酸味も含まれている事で、後味スッキリの甘さが高い人気となっています。
きおうの特徴
きおうは1983年に岩手県園芸試験場にて「王林」と「千秋」の交配により誕生した品種です。
当初、「王林」と「はつあき」の交配によって誕生した品種と考えられていましたが、調査によって「はつあき」ではなく「千秋」が親品種である事が解明されています。
1個の重量が300~400gと大きめのサイズで甘味と酸味のバランスがとれた品種です。
程良い硬さもありシャキシャキとした食感と豊かな香りを楽しめる品種っとして高い人気があります。
トキの特徴
トキは2004年に「王林」と「紅月」の交配によって誕生し品種登録されていましたが、遺伝子調査によって「紅月」の遺伝子が含まれていない事が判明しました。
現在でも、どの品種が親なのか判明はされていないのです。
トキは生みの親である土岐氏から名付けられています。
1個の重量が300~350gとやや大きめのサイズで、糖度が14~15度程と甘みを楽しめる品種です。
金星の特徴
金星は1971年に青森県のりんご農家である佐藤氏により「ゴールデンデリシャス」と「国光」の交配によって誕生した品種とされていました。
しかし、その後の調査により国光の遺伝子が含まれていない事が判明し、「デリシャス系」が有力とされていますが、未だどの品種が親なのか判明されていません。
1個の重量が350~500g程と大きいサイズで、甘味が強く酸味も含まれており食べやすい味わいです。
外観は美しい黄金色で果肉もクリーム色の鮮やかさが魅力的となっています。
ぐんま名月の特徴
ぐんま名月は群馬県農業総合試験場北部分場にて「あかぎ」と「ふじ」の交配により誕生し、1991年に品種登録されています。
1個の重量が300~350g程とやや大きいサイズで糖度が15度以上と甘味が強い品種です。
酸味が抑えられている事で、甘味を存分に楽しむ事が出来ます。
あとがき
上記で紹介したようにリンゴには数多くの品種があり、それぞれに違った魅力があります。
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