すもも(プラム)
甘さと酸味、そして赤みを帯びた外皮が美しさを放つプラム。

皮ごと食べるもよし、皮を剥いて食べるもよし。

溢れ出すジュースが爽やかな味わいで人気のフルーツともなっています。

そんなプラムの品種の中には「貴陽」という品種もあり、多くのファンがいるのです。

そんな貴陽の魅力をご紹介致します。

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貴陽とは?

教師
貴陽は山梨県中巨摩郡のプラム農家高石鷹雄氏によって作られた品種です。

1977年に「太陽」という品種から作られ、1996年に品種登録されています。

高石氏は質の高さや味わいを求めて新品種の開発を行ってきました。

そして試行錯誤を繰り返す事20年、ようやく誕生したのが貴陽です。

貴陽は貴族のように高貴なプラムになって欲しいとその名が付けられ、今では「幻のプラム」として非常に希少性の高い品種となっています。

2009年と2010年には伊勢神宮にも奉納されたほどです。

伊勢神宮にプラムが奉納されたのは全国においてもこの貴陽ふだけとなっているのです。

受粉や生育も非常に難しい品種種となっており、それが幻の所以とも言えますね。

貴陽の味や形など食べた時に感じる特徴は?

すもも(プラム)
貴陽の大きな特徴とも言えるのがやはり大きさです。

一般的なプラムは60g~80g程となっていますが、貴陽はなんと200gにもなる大粒。

しかも大きい粒ともなると300gにもなるほどのサイズとなっています。

一般的なプラムの3倍~4倍にもなる大きさとなっている事で食べ応え十分。

しかもプラムと言えば酸味が強いイメージが持たれるフルーツですが、貴陽は酸味が抑えられ甘味を堪能出来る品種となっている事で、プラムが苦手という方からも人気となっているのです。

貴陽の都度は16度~18度となっており、プラムの概念を覆す甘さともなっています。

外皮は赤紫色で中身は淡黄色でジューシーさが存分に味わう事が出来ます。

そして桃のような香りを楽しむ事が出来るのです。

2012年には世界一大きいプラムとしてギネスブックに認定された程です。

しかも1個ずつ丁寧に包装されている事で高級感溢れるフルーツともなっています。

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貴陽は主にどこで作られている?旬の時期は?

ポイント
貴陽は山梨県で誕生した品種となっており、山梨県で栽培が行われています。

7月下旬~8月下旬まで栽培が行われており、最も美味しい時期は8月上旬頃となっています。

甘味と抑えられた酸味、そしてジューシーな大粒が魅力とも言える貴陽を味わうならこの時期がおススメとなっています。

しかし貴陽は栽培が困難となっている事で生産者は僅かとなっており、生産数も少なく、出回りの少ないプラムともなっているのです。

あとがき

貴陽は桃程の大きさがありながら、甘味が強い品種となっています。

その為、プラムが苦手な方でも美味しく味わう事が出来ますが、希少性が高い事でお値段もちょっと高めとなっています。

しかし贈答用として大切な方に送ればきっと喜ばれるプラムともなっています。

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