レーニアというアメリカンチェリーの品種の特徴とは？

アメリカンチェリーは日本でも見かける事が出来るフルーツですよね。

日本のさくらんぼよりも大粒で濃厚な色合いが魅力の一つともなっています。

そんなアメリカンチェリーにも多くの品種があるのです。

その中には「レーニア（レイニア）」という品種があり、アメリカや日本のみならず世界中で食されています。

レーニア（レイニア）の魅力についてご紹介します。

レーニア（レイニア）はアメリカンチェリーの中でも主力と言われている「ビング」と「バン」の交雑種でワシントン州立農業試験場で誕生した品種です。

レーニア（レイニア）という名前は1960年に名付けられました。

アメリカンチェリーの多くが濃厚な色合いが特徴的なのですが、レーニア（レイニア）は日本のさくらんぼのように赤と黄色が混じったクリーム色のような色合いが特徴的となっています。

そして中身もクリーム色とまさに日本のさくらんぼのような品種です。

アメリカンチェリーは全般的に甘さを感じる事が出来ますが、レーニア（レイニア）は特に甘さがあり、酸味が抑えられた品種となっている事でアメリカンチェリーの酸味が苦手という方にお勧めな品種です。

そんな酸味がほとんどなく甘味を楽しめるレーニア（レイニア）はアメリカンチェリーの中でも高価とされる品種なのです。

その理由の一つとして露地栽培が難しい事で、レーニア（レイニア）は雨や風、さらには気温差による影響を受けやすい品種なのです。

そしてさらにレーニア（レイニア）は鳥による被害が大きい品種でもあるので、集荷出来る実生が少なくなってしまいます。

他の品種と比較すると鳥に食べられてしまう事が多く、3分の1程しか集荷できない事もあるのです。

その為、レーニア（レイニア）はアメリカにおいても1ポンドで5ドル程の価格、日本においてはなんと倍近い9ドルで販売されているのです。

しかし果肉は柔らかく甘さが存分に味わえ、果汁がたっぷりとなっている事で人気の品種ともなっています。

日本においては有名ブランド佐藤錦が人気となっていますが、この佐藤錦と似た味わいという事もあり、日本人好みのアメリカンチェリーとも言えます。

粒の大きさも8g～10gと大粒でボリューミーながら甘さを存分に楽しめると人気の品種です。

さらに糖度が高い品種は果肉が柔らかく潰れや傷つきの原因ともなり、日持ちしない事が多いです。

しかし、レーニア（レイニア）は他界糖度ながら日持ちの良さも魅力となっています。

レーニア（レイニア）はアメリカ合衆国ワシントン州立農業試験場で誕生した品種となっています。

ワシントンだけでなくカリフォルニアでも栽培されている品種です。

レーニア（レイニア）が最も美味しい旬はカリフォルニア産は5月初旬～6月下旬、ワシントンでは6月中旬～7月下旬頃となっています。

栽培エリアによって旬が事なる事で、長い期間甘味が強いレーニア（レイニア）を堪能する事が出来ます。

アメリカンチェリーにも多くの種類がありますが、日本のさくらんぼのような色合いをしているレーニア（レイニア）は味も酸味がほとんどなく甘味が凝縮されている事で日本人からも人気が高い品種です。

値段はちょっと高い事でなかなか簡単に手を出す事が出来ない方もいらっしゃいますが、そんな価格に見合うだけの美味しさが満載のアメリカンチェリーなのです。