豊錦というさくらんぼの品種の特徴とは？

人々を魅了させるフルーツは数多くあります。

その中には赤い色合いの美しさと甘酸っぱさが魅力となるさくらんぼがあります。

さくらんぼは山形県が主な産地として知られていますが、山梨県もさくらんぼ栽培が盛んなのです。

そんな山梨県では「豊錦」という品種もあり、人気が高い品種の一つです。

そんな豊錦の魅力や特徴をご紹介します。

豊錦は山梨県で発見された品種です。

ナポレオンやジャボレー、高砂といった知名度が高いさくらんぼが数多く栽培されている農園で発見された混合種となっています。

その為、どの品種の交配による品種なのか解明されていないのですが、その秘められた美味しさが注目されているのです。

1986年に品種登録されたさくらんぼとなっており、あまりその存在が知れ渡っていませんが、佐藤錦に匹敵するさくらんぼとして隠れた逸材なのです。

その為、豊錦は希少品種の一つとも言われているのです。

豊錦は見た目の美しさが大きな特徴ともなっています。

真っ赤な色合いにほんのりと黄色が帯びた外観は色のコントラストの美しさと光り輝く光沢が多くの方を虜にしてしまいます。

また酸味が抑えられていることで甘さを楽しめる品種ともなっています。

豊錦はさくらんぼの品種の中では丁度良い糖度となっていますが、完熟状態ともなると佐藤錦に匹敵する甘さを楽しめるとして注目されているのです。

また果肉はキレイなクリーム色で果汁が多いのも特徴の一つで、柔らかい果肉にかぶり付くと口いっぱいに豊錦の旨みが広がります。

さくらんぼの多くは完熟状態となってしまうと裂果が生じてしまったり潰れやすく案ってしまう事で、完熟で味わう事はほとんどないと思われますが、豊錦は完熟状態が最高の美味しさを堪能できる品種とも言えます。

豊錦はどこ生まれのさくらんぼでどこで主に生産されているの？旬は？

豊錦は山梨県で偶然に発見された品種となっていることで山梨県で栽培が行われています。

そんな豊錦の最も美味しい旬は5月下旬～6月上旬となっています。

一般的にさくらんぼの旬は6月～7月頃となっている事で、早生品種ともなっています。

露地栽培でも5月下旬に味わえる事もあり、さくらんぼの時期が待ち遠しい方にピッタリな品種とも言えます。

さくらんぼといえば佐藤錦をイメージされる方が多くいらっしゃいます。

甘さが抜群な事で多くの方がファンとなられています。

しかし艶のある輝きと甘さと酸味のバランス、そして完熟状態の甘さは佐藤錦に勝るとも劣らない魅力が満載となっており、ファンが増え続けている品種です。

その魅力からギフトとしても重宝されているのです。

豊錦の知名度は有名ブランドと比較するとまだまだ知られていませんが、その魅力を知ってしまうと一気に有名ブランドの仲間入りにもなれるのが豊錦なのです。

美しい外観とバランスの整った甘酸っぱさはさくらんぼ好きには堪らない美味しさなのです。