おなじみの南国フルーツ「パイナップル」を英語で表記すると、pineappleになりますよね。
これって、もしかしたら生物学的には、パイナップルとりんごは同じく種類なの?と考えたことありませんか。
そこで、そもそもパイナップルとりんごって、どんな果物?それぞれの関係性も合わせて、じっくりお話ししたいと思います。
目次
パイナップルは英語でpineapple!りんごと関係があるの?
結論からお話しすると、パイナップルとりんごは同じ品種ではありません。
なんだ…と思われたかもしれませんが、なぜパイナップルの英語表記は、pineappleなのか疑問は残りますよね。
基本的にはパイナップルとりんごは違う種類の果物です
まずは、それぞれの果物について簡単にご説明しますね。
パイナップルは、生物学的にパイナップル科に属している多年草になります。熱帯アメリカが原産です。
一方でりんごは、バラ科に属する落葉高木樹です。スイスの遺跡から、約4000年前には栽培されていたことが分かっており、更に16~17世紀にかけてヨーロッパで栽培が盛んになりました。
また、その移民が17世紀前半にアメリカ大陸に持ち込んだと言われています。アメリカにて確立された栽培法が、全世界に広まって定着し、現在に至っているのです。
昔はappleとは果物を指す英語だった?
先にお話しした通り、りんごは古くからヨーロッパ諸国で広まった果物です。
ですので、自然と果物全般を指し示す、果物の代名詞としてappleが使われるようになりました。
それゆえにappleを使用した造語もたくさん存在するのです。その一つが「pineapple(パイナップル)」だったというわけですね。
名前の由来は、その形が、松かさ(松ぼっくり)pineに似ている、果物apple(りんご単体ではなく、果物の全般を表す言葉で使われています。)であることから、パイナップルpineappleになったという説が有力です。
実はパイナップルというりんごの品種がある?
そうなんですよ!りんごなのに、パイナップルという品種があります。
それは、りんごの代表的な品種の一つである「ふじ」の変異から選抜されたのものです。
どんな特徴があるの?
果実の重さは300g程度で、形は長方形になります。
最大の特徴は、蜜の入りが非常に良いことです。なんと糖度は、18~19度にもなります。酸味は比較的マイルドで、まさに大当たりのふじといった感じですね。
また、皮を剥く前からポイナップルを彷彿させるような、甘い芳醇な香りが漂います。
肉質は、サクサクでシャキッとした食感を楽しめますが、キメは細かく、果汁たっぷりでジューシーです。
まとめ
パイナップルとりんごの関係性についてお話ししてきました。
一見、紛らわしい名称だなあと感じられるかもしれません。その由来を辿ると、りんごがヨーロッパでいかに古くから栽培され、果物で代名詞にされるくらい愛されていたかお分かりなったと思います。
そんなりんごに尊敬の念を表して、付けられた名前の一つが、パイナップルpineappleだったのかもしれませんね。
そんな歴史を感じながら、パイナップルとりんごを食べてみれば、またひと味違って感じられるかもしれませんよ。