豊かな香りとスッキリとした酸味がどんな料理にもピッタリな柚子。

料理に使用できるだけでなくアロマ効果や保湿効果も期待できる食材として親しまれていますよね。

さて、柚子を始め日本中では多くの柑橘類を楽しむ事ができますが、「すだち」との違いってご存知でしょうか。

なかなか違いや見分け方を知らない方が多いと思われますね。

そこで今回は【柚子とすだちの違いと簡単な見分け方は?】についてご紹介したいと思います。

柚子とは?

黒板
中国、長江上流原産といわれる果実でミカン科の常緑小高木です。

枝にはトゲがあり、初夏になると白い花を咲かせます。果実は径4~8㎝程で表面デコボコしています。

皮は分厚く硬さがある為、手で皮を剥く事はできません。

また酸味がとても強い柑橘類となっているので、みかんのように生食で食べられることはなく、ジャムやしぼり汁は調味料として、皮は風味付けとしてトッピングなどにいて使用されます。

柚子の国内生産量は高知県となっており、全国各地でブランド品として重宝されています。

柚子は食べるだけでなく、冬至の日にお風呂に柚子を入れた柚子湯としても使用されており、高いリラックス効果や保湿効果が期待できます。

この事から秋が旬を迎える柚子ですが、冬のイメージが強い柑橘類ともなっています。

すだちとは?


すだちは徳島県原産の果物でミカン科の常緑低木です。

「すだち」という名前は食酢として使っていたことにちなんで、「酢の橘」から酢橘(すたちばな)と名付けられています。

5月~6月頃に白い花を咲かせ、8月~10月に収獲が行われています。

すだちは緑色の未熟状態で収穫出荷される事が一般的yとなっていますが、完熟状態になるとみかんのように黄色のすだちになります。

酸味はマイルドとなっていますが、生食で食べられることはなく、しぼり汁を焼き物やソース、ジュースとして使用される事が主となっています。

徳島県が原産となっている事で国内生産量の95%以上が徳島県産となっています。

さらに徳島県では1993年に「スダチくん」というイメージキャラクターも誕生しており、県の名産品としても絶大な人気を誇っています。

柚子とすだちの簡単な見分け方は?


柚子とすだちって似ている部分も多い柑橘類ですよね。

そこで柚子とすだちの違いについてご紹介致します。

原産地

柚子→中国の長江上流域

すだち→徳島県

大きさ

柚子→テニスボール位の大きさ

すだち→ピンポン玉位の大きさ

色合い

柚子→黄色

すだち→緑色

香り

柚子→強い独特な香り

すだち→柑橘類特有の香り

酸味

柚子→すだちよりも少ない

すだち→酸味が強い

柚子とすだちは使いみちが意外と違う?

ポイント
柚子とすだちは使い道も意外と違う柑橘類となっています。

柚子は果汁は料理の調味としてだけでなく、皮も風味が楽しめるとしてトッピングにも使用されています。

さらに柚子は冬至の日にお風呂に柚子を入れる「柚子湯」としても使われていますね。

すだちはしぼり汁を焼き魚にかけたりする食べ方が一般的となっていますね。

あとがき

柚子とすだちには沢山の異なる点がありますね。

酸味の強さや香りの違い、使い道など似ているようで全く違う柑橘類となっています。

料理に合わせて使用すると、ぞれぞれの魅力を最大限に活かす事ができますね。

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