爽やかな香りとスッキリとした味わい、そしてリラックス効果や保温効果がきたいできるとして入浴剤としても活躍している柚子。

多くの柑橘類が日本中には溢れていますが、柚子人気は多くの方から高い評価となっていますね。

さて柚子にも沢山の種類がありますが、どんな品種よりも大きなサイズが魅力的な「獅子柚子」という品種をご存知でしょうか。

「見た事がない」「どんな柚子なんだろう」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。

なので今回は【大きい柚子といえば獅子柚子!!どんな特徴があるのか?】についてご紹介致します。

獅子柚子とは?

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獅子柚子とは名前に「柚子」とついている品種ですが、正確には柚子ではなくブンタンの仲間となっている品種です。

皮はゴツゴツとしており、重量は500g以上もあり、大きい物だと1㎏にもなります。

柚子という名前のが付く品種の中では最も大きいサイズの品種となっています。

「鬼柚子(おにゆず)」や「ジャガタラ柚」としても親しまれており、11~12月に旬を迎えます。

中国が原産で奈良時代に日本に入ってきたと言われています。

柚子ではなくブンタンの仲間となっている為、柚子のような強い香りは感じられません。

表面が滑らかではなくゴツゴツとしており、姿かたちはまさに「獅子」のような顔をしている事で「獅子柚子」と呼ばれています。

食用よりも観賞用として重宝される事が多い品種です。

主に関東以西で栽培されていますが、それほど美味しい物でもないので、経営的に栽培されている所はほとんどなく、家庭などの観賞用として園芸的に扱われている傾向があります。

10月中旬~12月上旬までが収穫時期となっており、11月上旬~11月下旬が旬の時期と言えます。

実は柚子というよりもブンタンの仲間?


名前に「柚子」とついている獅子柚子ですが、柚子の仲間ではなくブンタンの仲間となっています。

その為、柚子の香りや酸味を楽しむ事ができない品種となっています。

獅子柚子の実は食べても美味しくない?


獅子柚子は果肉がとても大きいので「実の部分が多く味わえる」と感じてしまう品種ですよね。

しかし、獅子柚子の果汁は甘味が少なく、酸味もしっかりとした酸味ではなく物足りなさが感じられる味わいとなっています。

その為、実を楽しむ品種ではありませんね。

獅子柚子ってどうやて食べるのがいいの?


実があまりおいしくない獅子柚子は、どのように味わったらよいのか悩んでしまいますよね。

獅子柚子を美味しく味わうには皮をピールにすると良いかも知れませんね。

そこで獅子柚子の皮のピールの作り方をご紹介致します。

1.獅子柚子3個分を4等分にして果肉部分を取り出す

2.皮の部分だけを切り、15分程茹でる

3.茹でたらお湯を捨て、砂糖大さじ3、水2カップを入れ15分程煮詰める

4.水気がなくなりトロミが出たら完成

ヨーグルトなどと一緒に食べると、柚子の風味が利いて美味しく味わえちゃいます。

あとがき

実は柚子の仲間ではなく、ブンタンの仲間となっている獅子柚子。

柚子本来の風味や酸味は楽しむ事はできませんが、皮をピールにしたり、あらゆる調理によって美味しく味わう事ができちゃいます。

獅子柚子を入手された場合には、さまざまなアレンジで獅子柚子を楽しまれては如何でしょうか。

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