秋になるとスーパーや青果店では梨を見かける事ができますが、シャリシャリとした食感と爽やかな甘酸っぱさがとても魅力的ですよね。

さて、梨を食べていると、中心部には種が含まれていますが、皆さんはこの種をしっかりと取り除いて食べていますか?

実は種には「毒が含まれている」なんて話を耳にした事があるのです。梨の種に毒が含まれているなんて信じがたい話ですよね。

そこで今回は【梨の種には毒が含まれているのか?】についてご紹介致します。

梨の種は食べてはいけない理由はたったひとつ!

教師の画像
梨を丸ごと食べている方の中には、種も一緒に食べてしまっている方はいらっしゃいませんか。

しかし、種は絶対に食べない方がよい部分となっているのです。

その理由はたった一つ、梨の種には「毒」が含まれているからです。

梨の種にはアミグダリンという物質が含まれており、食べると体内でシアン化物という毒を発生する物質へと変化してしまうのです。

この物質は梨に限らず、リンゴや桃、スモモ、さくらんぼ、アンズにも含まれているので、取り除いたり吐き出す事が大切です。

食べるとどうなるの?


梨の種には毒素へと変化すうる物質が含まれていますが、万が一食べてしまったらどうなるのか心配になりますよね。

一般的にほとんど症状は起こりませんが、頭痛や意識混濁、吐き気といった症状が起こる可能性があります。

また大量に食べると死の危険性もありますが、故意的でない限り死ぬような事はないので、万が一食べたからといって大きく心配する必要はありません。

梨の種って庭に植えると発芽するの?


梨の種には毒があり、取り除いて食べて欲しいのですが、この種を植えると梨が発芽するのではと感じる方はいらっしゃいませんか。

実は梨の種を庭に植えると【発芽します】。

もし、庭に梨の木を育ててみたい方は種をまいてみては如何でしょうか。

ただ発芽させるには温度がそれなりに高くないと発芽させる事はできないので、冷蔵庫等で気温が高くなる時期まで保存させておく事が重要となりますね。

実がなるのはどれぐらいかかるの?

考える女性
庭に種を植える事で発芽させる事はできますが、実際の所実が成って食べる事ができるのはいつぐらいなのかが気になりますよね。

梨の実が成るまでには10年~15年以上の月日が必要とされます。

植えた事をすっかりと忘れた頃に自家栽培の梨が味わえるかもしれませんね。

種で植えた自家栽培の梨はあまり美味しくない?

ポイント
種から植えた梨を食べるのを楽しみにしている方も多いと思われます。

長い月日を掛け、ようやく食べれるようになると「どんな味がするんだろう」とドキドキしてしまいますよね。

そしていざ実食となると「あれ、あまり美味しくない」と感じる方が多いと思われます。

これには明確な理由があるのです。

梨に限らず、リンゴや多くのフルーツは1本だけの木で栽培させるのではなく、2本以上の異なる品種の木で受粉させる事で甘味や形の整った果実となるのです。

つまり美味しい梨を食べたいのであれば、庭先に種類の異なる種を植える事が重要となるのです。

あとがき

梨のたべてはいけない理由、それは毒が含まれているからです。

しかし、万が一食べてしまっても大量に食べない限り症状が起こる事はほとんどないので、安心して食べて欲しいですね。

また種を庭に植えると発芽させる事もできるので、是非チャレンジしてみてください。

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