いちご
日本には多くのフルーツがあり、おやつや食後のデザートとしてし食されています。

日本の定番のフルーツと言えばバナナやリンゴ、ミカンですが、半世前から人気となっているフルーツもあります。

それはいちごです。

甘酸っぱさと真っ赤な宝石の様な美しさに多くの方が虜になってしまういちごは、そのままで良し更にケーキの材料としても最高のフルーツとなっています。

日本国内においては「とちおとめ」や「あまおう」がいちごの中でも、知名度も人気も高い品種となっていますが、かつて人気を誇った品種もあります。

それが「麗紅」です。

そんな麗紅の魅力をご紹介します。

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麗紅と言う品種について

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麗紅は1967年に千葉県で誕生した品種となっています。

日本で初めて育成された「福羽」とアメリカ産の「ダナー」から誕生した「はるのか」の交配によって誕生した品種です。

この麗紅の登場によって市場に流通している国産いちごの主流ともなっていました。

その後「女峰」が一般的となりましたが、この「女峰」の親品種は「麗紅」なのです。

促成栽培に優れた性質を持っている事で、多くのいちご農家が麗紅に着目しました。

ただ収穫量が多い品種となっていますが、開花や熟成が遅いという難点もあります。

麗紅といういちごの特徴は

いちご狩りをする女性
麗紅の大きな特徴はその真っ赤な美しさです。

現在では品種改良されたいちごの登場によって真っ赤ないちごが多く流通していますが、麗紅の登場時では麗紅が最も真っ赤ないちごとして人気を博していました。

実が柔らかく、口いっぱいに広がるジューシーさも魅力となっていて、果肉は柔らかくジュースがたっぷりと溢れ出てきます。

さらに甘みと酸味も強く、バランスの整ったいちごとしていちご本来の甘酸っぱさを味わえる品種で、香りも強く芳醇な香りに誘われてしまいます。

円錐形で大粒となっている事で、いちごを存分に満喫出来ます。

しかし、果肉がジューシーで柔らかくなっている事で輸送時の潰れや大量出荷が困難となってしまうという難点があり、新品種の登場によって生産量が激減してしまいました。

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麗紅といういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
麗紅は千葉県で誕生した品種となっており、千葉県だけでなく全国的に栽培が行われていました。

しかし現在は味や色、香りがよりアップした新品種が続々と登場した事で麗紅の生産者はほとんどいません。

青森県八戸市から旧百石町にかけていちご栽培を行っている農家が、一定の収穫を行っている生産者とも言われています。

そんな麗紅の旬は3月~6月頃となっており、コクがあるジューシーな味を堪能出来る時期となっています。

あとがき

現在、国内産いちごの品種は数多くあります。

しかし半世紀程前の品種は現在と比較するとほとんどなく、麗紅も国内産いちごとして多くの方から重宝されました。

現在ではほとんど見かける事が無い麗紅ですが、出会う事があれば昔懐かしい甘酸っぱさとジューシーさを味わっては如何でしょうか。

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