いちごの画像
日本には数多くのいちごの品種があり、生食や加工品といったあらゆるジャンルで使用されています。

特に「あまおう」や「とちおとめ」、「女峰」といった一般的にも知名度が高いいちごが多く流通されていますが、さまざまな品種があるのです。

そんないちごの品種の一つでもある「越後姫」は人気のあるいちごとなっています。

そんな越後姫の魅力をご紹介します。

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越後姫と言う品種について

黒板
越後姫は「女峰」と「ベルルージュ」の交配種を「とよのか」で交配させる事で誕生した品種で、1996年に品種登録された新潟県のオリジナルブランドです。

いちごは主に冬の時期が収穫時期とされておりますが、新潟県の冬は厳しい寒さとなっている事でいちごの育成が困難なエリアとなっています。

その為、暖地産品種である「女峰」や「とよのか」は十分に育苗出来ない状態となり、粒が小さくなったり、収穫量が激減してしまいます。

そこで、新潟県は厳冬期でも育成出来る品種の開発に取り組み、その集大成で誕生したのが「越後姫」です。

系統の一つでもある「ベルルージュ」は冷地向きの性質を持っており、この性質を越後姫もしっかりと受け継いだ事で、新潟県の寒い環境でもしっかりと育つ品種となっています。

そんな「越後姫」の名前の由来は「越後=新潟」の可憐でみずみずしいお姫様の様な美しさを持ったいちごから名付けられました。

新潟県の気候においても、品質維持が可能となっており、収穫量向上に大きな期待が持たれている品種です。

越後姫といういちごの特徴は

いちご狩りにきた女性
越後姫は円錐形の形で粒は15g程と非常に安定した粒揃いとなっています。

外皮は真っ赤な光沢となっており艶の美しさが特徴的で中身は淡い白さが魅力ともなっており、「姫」の名に負けない美しさです。

また強い香りとジューシーさも魅力となっており、いちごの芳醇な香りといちごの旨味が凝縮されたジュースが溢れ出てきます。

また糖度が10~11°と一般的な高さなのですが、酸味が抑えられている事で、甘みは十分に感じられスッキリとした味わいを楽しめます。

また果肉が柔らかい品種となっており、お姫様のように大切に扱わないと潰れてしまうので、一つ一つ大事に包装され輸送されています。

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越後姫といういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
越後姫は新潟県のオリジナルブランドとなっており、新潟県内で栽培されています。

越後姫は1月~6月頃まで集荷時期となっていますが、もっとも美味しい旬は3月~5月事となっています。

この時期の越後姫は芳醇な香りが存分に楽しめる事で、店頭で販売されていると越後姫の香りが漂います。

あとがき

ジューシーさと芳醇な香りが魅力な越後姫は百貨店や青果店でも人気のいちごとなっています。

可憐さを持ちながらもどこかじゃじゃ馬さを感じさせてくれる越後のお姫様は生食は勿論なのですが、ケーキのトッピングやスムージとあらゆる事にも美味しく変化出来ます。

寒冷地で育てられた越後姫は旨味が凝縮された魅力溢れるいちごとなっています。

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