シャリシャリとした食感と甘酸っぱい果汁。
食後のデザートとしても人気が高いりんごは世界中で愛される存在となっています。
そんなりんごの品種をいくつご存知でしょうか。
りんごの品種の中には「北斗」という品種もあり、人気が高い品種にもなっています。
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北斗というりんごの品種について
北斗は1970年に青森県りんご試験場にて誕生した品種です。
1983年に品種登録された時には「ふじ」と「陸奥」の交配による品種とされていました。
しかし青森県りんご試験場にて北斗の遺伝子を調査した所、陸奥の遺伝子が全く含まれていない事が明らかにされたのです。
その為、親品種が何なのかについて改めて調査した結果、「東光」と「リチャードデリシャス」から生まれた「レロ11」が有力となっている事やこの系統によって誕生した品種が親品種なのではという「説があります。
しかし実際には未だ解明されておらず、青森県においては「印度」が有力候補とされており、公式HPにてもその旨が伝えられています。
青森県はりんご栽培においてトップクラスともなっており、数多くの品種が栽培されています。
その中でも、北斗はとても美味しい品種として重宝されていますが、栽培が難しく生産者がほとんどいないのが現実となっています。
北斗というりんごの味や形など食べた時に感じる特徴は?
北斗は1個350~400gと大きめの品種です。
果肉は緻密な事でシャキシャキとした食感を楽しむ事が出来ます。
また甘味と酸味のバランスが良くりんごの甘酸っぱさを味わう事が出来ます。
さらに香りが強く芳醇なりんごの香りを楽しむ事が出来ます。
外皮は赤や赤紫色となっており、果肉は白っぽい色合いとなっています。
そんな果肉には蜜が入っている事も多く、「蜜入りりんご」として流通されています。
かぶり付くと甘酢っぱさだけでなく、たっぷりの果汁が溢れ出てくるので、口の中いっぱいにりんごの美味しさが広がります。
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北斗はどこが主な生産地?旬の時期は?
北斗は青森県で誕生した品種となっており、青森県では国内生産量の約80%となっています。
青森県以外では岩手県や北海道といったエリアで栽培が行われています。
北斗は青森県が主な産地とはなっていますが、青森県におけるりんご栽培の内、僅か1.5%しか栽培されていません。
そんな北斗の収穫時期は10月下旬~11月下旬と僅か1か月程しかありません。
さらに貯蔵性にも優れていない品種となっており、収穫後すぐに食べて欲しい品種です。
あとがき
数多くあるりんごの中でも栽培の困難さや日持ちしない性質な事で貴重な存在とも言われている北斗。
流通量も少ない事で、価格もややお高めとなっています。
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