いちごの画像
多くのフルーツが世界中で欠かせない存在となっています。

フルーツには多くのビタミンや栄養素が含まれている事で、毎日欠かさす食している方も多くいらっしゃいます。

そんなフルーツの中でも味や香りだけでなく、美しい見た目を持っているフルーツがあります。

それが「いちご」です。

いちごは甘さと酸っぱさが絶妙なバランスとなっており、生食は勿論ジャムやケーキにもピッタリとなっています。

そんないちごにも多くの品種があるのですが、「よつぼし」という品種もあるのです。

そんなよつぼしの魅力をご紹介します。

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よつぼしと言う品種について

黒板
よつぼしは、三重県、香川県、千葉県と九州沖縄農業研究センターの4つの機関の共同によって誕生した品種となっています。

誕生のキッカケは農林水産省による「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」のテーマの一つである「共同育種による種子繁殖型イチゴ品種の開発と種苗供給体系の改革」によって誕生しました。

そして4年間に及ぶ共同研究によって種子で繁殖が可能となる「よつぼし」を誕生させる事が出来、2014年に登録出願され、2017年に品種登録された新しい品種です。

これまでいちごは育苗同士の交配によって栽培したり、新たな品種の開発となっていましたが、よつぼしは種子で繁殖が可能な品種となっており、日本初のイチゴ種子繁殖型品種として実用化されました。

よつぼしは三重県の「かおり野」の系統と香川県の四季成り品種「A8S4-147」から誕生し、種子からの栽培が可能となっている事で、親株の害虫被害や収穫後の親株の管理が不要となる面が生産者にとっては大きな魅力となっています。

「よつぼし」の名前の由来は甘味と酸味、香りが三ツ星級ではなく、四ツ星級の仕上がりとなっている事や4つの期間の共同によって誕生した品種から名付けられました。

よつぼしといういちごの特徴は

いちご狩りにきた女性
四つ星の最大の特徴は害虫被害による収穫量の低下がほとんど無く、収穫量が大きく見込める事です。

親株が病気や害虫被害に遭ってしまうと、実の熟成にも大きく影響を与えてしまい、規格外になってしまったり収穫すら出来ない状態となってしまいます。

しかし種子からの栽培となる事で病気の感染や害虫にほとんど遭う事が無いいちごとなっており、収穫量のアップが期待出来るのです。

円錐形の形で実の硬さは硬過ぎず、柔らかすぎずで丁度良い食感を堪能する事が出来ます。

外皮は美しい光沢を帯びた真っ赤となっており、中身は外側はほんのりとした赤色で中心部は白っぽさが美しい色合いとなっています。

程良い酸味はあるのですが、甘さが十分に凝縮されている事で、いちご本来の甘酸っぱさを存分に味わえるいちごです。

しかも、味や香りだけでなく、見た目にも優れたいちごとなっている事で、生食は勿論ケーキやデザートにもピッタリです。

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よつぼしといういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
よつぼしは2017年に品種登録されたばかりのニューフェイスとなっており、現在でも試験栽培のみとなっていますが、種子の販売が開始されると、全国的に栽培が行われる事が予想されています。

そんなよつぼしは12月~4月頃が集荷時期となっています。

甘みと酸味、そして芳醇な香りを最も楽しめる時期は1月~3月頃となっています。

あとがき

多くの期間の共同によって誕生したニューフェイスは安定した収穫量が期待されているだけでなく、味・酸味・香りも抜群なトップクラスとなっています。

この魅力によって多くのイチゴ栽培でよつぼしが栽培される事が予想されている事で、私達の身近な存在になるのも近いハズです。

そんなよつぼしは市場に流通されたら味わって頂きたいいちごなのです。

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