甘酸っぱさと芳醇な香りが口に広がるぶどう。
一粒そしてもう一粒と食べる手が止まらなくなってしまう事も多いですよね。
そんなぶどうには多くの品種がありますが、「マニキュアフィンガー」という品種がある事をご存知でしょうか。
名前からして凄いぶどうですが、見た目のインパクトもすごい品種なのです。
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マニキュアフィンガーというぶどうの品種について
マニキュアフィンガーは1984年に山梨県の植原葡萄研究所にて「ユニコーン」と「バラディ2号」の交配により誕生した品種です。
マニキュアフィンガーは粒の形が長く、黄緑色の色合いとなっていますが、先端が赤く染まる事で見た目が「マニキュアをした指」と似ている事でマニキュアフィンガーという名前になりました。
ただ育成環境によっては先端だけでなく、根本まで真っ赤に色付く事もあります。
親で品種である「ユニコーン」と「バラディ2号」は共に欧州系の品種となっています。
ユニコーンは黄緑色の外観でバラディ2号は黒紫色の長い外観となっています。
この親品種の魅力を受け継ぐ事によって、独特な外観や形をしたマニキュアフィンガーが誕生したのです。
美味しいマニキュアフィンガーはハリがらいみずみずしい物を選ぶ事が大切です。
マニキュアフィンガーというぶどうの味や形など食べた時に感じる特徴は?
マニキュアフィンガーは細長い形がとてもユニークとなっており、粒の大きさは10g~13g程で1房は400~600g程になります。
甘味が強く酸味も程よくあり、ぶどう本来の甘酸っぱさを堪能する事が出来ます。
糖度が18~19度とぶどうの品種の中でも高い糖度を誇っています。
高い糖度がありながらさっぱりとした後味を楽しめます。
香りはそれ程感じる事は出来ませんが、ジューシーさが満載となっています。
皮が薄い事で皮ごと食べる事が出来サクッとした食感も魅力と言えます。
ただ種あり品種となっている事で、丸ごと食べる際には注意が必要となります。
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マニキュアフィンガーはどこが主な生産地?旬の時期は?
マニキュアフィンガーは山梨県県が主な産地となっていますが、正確な産地は不明となっています。
しかし山梨県を始め、愛知県等のぶどう農園にて栽培が行われています。
マニキュアフィンガー自体、それ程多くの生産量では無い事で、非常に希少性も高く珍しい品種となっています。
そんなマニキュアフィンガーの9月上旬~下旬頃が収穫時期となっています。
あとがき
見た目の形がとても珍しいマニキュアフィンガー。
なかなか観かける事もない品種となっていますが、見た目だけでなく甘酸っぱさも魅力のぶどうと言えます。
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