数多くあるフルーツの中でも粒の中に甘酸っぱさと芳醇な香りが凝縮されているぶどう。
生食は勿論、ジュースやワインといった加工品としても重宝されています。
そんなぶどうにも多くの品種がありますが、日本原産となっている「甲州」も人気の品種です。
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甲州というぶどうの品種について
甲州は日本原産のぶどうとなっており、山梨県で発見されてから800年以上経つ品種となっています。
どのような経緯で誕生した完全な究明はされていない品種ですが、研究によって明かされた事はヨーロッパ系品種の「ヴィティス・ヴィニフェラ」や中国の「ヴィティス・ダヴィーディ」という野生種のぶどうの系統が含まれている品種です。
その為、古くはカスピ海近隣からシルクロードを経て日本へやってきた品種なのではと言われています。
つまり甲州は古くから日本原産のぶどうと言われているのですが、元々はヨーロッパ系品種のぶどうなのではとの仮説が立てられています。
甲州は2010年に日本産のぶどうとして初めて醸造用ぶどうとして登録された品種となっています。
甲州というぶどうの味や形など食べた時に感じる特徴は?
甲州は白ぶどうとなっていますが、外皮は薄紫色のピンクが特徴となっています。
さらに外皮が厚い事で樹勢が強く、病気に対しても強い性質があります。
日本は湿気が多いエリアとなっている事でぶどうの病気が心配になってしまう事がありますが、病気になりにくい事で育てやすい品種となっています。
粒の大きさは4g~5g程でなっており、1房が300~500g程。
甘味がありながらも酸味がある事で、甘酸っぱさを楽しめる品種です。
果汁がたっぷりと含まれている事で、ジューシーが魅力とも言えます。
甘酸っぱさとジューシーな味わいが生食は勿論、ワインの原料としても人気の品種となっているのです。
またぶどうは外皮と果肉の愛仇が酸味を感じられる部分となっていますが、甲州は種の周りが最も酸味の強い部分となっています。
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甲州はどこが主な生産地?旬の時期は?
甲州は山梨県で発見された品種となっており、国内生産数の95%以上となっています。
そんな甲州は9月中旬~10月中旬頃が流通時期となっており、10月上旬頃が旬となっています。
あとがき
日本において最も古いとされている甲州。
甘酸っぱさと豊な香りがワインや加工品にピッタリとして、人気の高い品種です。
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